江別カルタで辿る江別物語2015 [江別カルタ&江別探訪]
久しぶりに「江別カルタ」の話題で、昨日(9月20日)、アートスペース外輪船(旧岡田倉庫)で催した「江別カルタで辿る江別物語2015」の様子です。(#^^#)
明治時代、石狩川上流で収穫された農作物等を外輪船がひく雑穀船や川船が運び、江別港で陸揚げされ江別駅で鉄道に積み替えられ札幌や小樽へ運ばれました。また、小樽や札幌からの生活物資も逆経路で石狩川上流へと運ばれました。
そんな当時の舟運と鉄道をつなぐ石狩川唯一の要衝として栄えた頃を示す史跡が「石狩川汽船 江別の水運と倉庫群(江別市2条1丁目地先)」千歳川堤防脇にあります。
そして史跡横に建っているのが、大久保倉庫(下記写真左側のレンガ色)とアートスペース外輪船「旧岡田倉庫」(下記写真右側)で、川の港の繁栄の象徴です。
開拓期の石狩川水運が盛んだった頃、江別港から江別駅までの通りには倉庫群が軒を連ねたそうで、その一つの「岡田倉庫」は明治30年に建てられた穀物集積用倉庫です。
屋根には「岡田」の文字を確認する事ができます。
空気の取り入れ口でしょうか、この造りだけを見ても立派な倉庫だった面影を感じます。
千歳川堤防からそんな歴史の面影をチェックして、道路に面した正面側です。
倉庫の手前には母屋(旧岡田邸)があり・・・
当時の家具や金庫などが残されいるそうですが、普段は開放されてなく見学する事は出来ません。
そして母屋の横を通り抜けて奥にあるのが、旧岡田倉庫です。
現在はアートスペース外輪船として、市民の芸術や文化の発信基地として活用されながら保存されています。本題のイベントの様子じゃなく、イベントで使用した会場の話がメインになっちゃいましたね。(#^^#)
イスなどを並び終えた時に、階段があり上から写真がとれる事に気が付いて撮影してみました。
超広角を持参してたら面白い写真が撮れそうですが、持って来てません・・・
会場準備完了!
協働のまちづくり活動支援事業の「江別カルタで辿る江別物語」も今回で3年目です。この事業は最大で3年なので、本年度最終年度になりますが、過去2回使用した江別市民会館から場所を、アートスペース外輪船(旧岡田倉庫)へ移して歴史を感じる場所での開催です。(^^♪
今回のイベントも江別カルタの江別創造舎とのっぽろ7丁目放送局による連携事業で、のっぽろ7丁目放送局によりネットライブ中継配信されました。会場での参加人数の少なさをネットの力でカバーします。(^_-)-☆
イベントは、元江別市情報図書館館長の佐々木孝一氏により基調講演「港町・江別の繁盛記」からスタートしました。
まぼろしの「江別小唄」の話や、江別カルタの句を題材としたお話をしてくれた佐々木さんは、江別カルタの解説書執筆者なのです。
江別まち検定クイズの様子です。
こちらも江別カルタ句を題材とした○×の江別まち検定クイズなので、小さい子供も参加して会場を笑わせてくれました。
恒例の江別カルタ大会で、私が句を読み上げました。
もう少しカルタ大会らしい写真を撮りたかったのですが、句を呼びながらの撮影なんで、写真を見ると何の写真か分かりませんね。(^┰^;)ゞ
江別まち検定クイズと江別カルタ大会の優勝者には、江別カルタが進呈されました。
そして、トリを飾ったのが、江別在住のハーモニカ・ギター等の演奏者で知られる大谷木正隆さん他による演奏会です。
主催側として感激したのが、即興ソング「江別カルタのうた」です。
カルタの句がそのまま歌詞に使えるとの事で、イベントが始まる前のリハーサル時間を利用して考えてくれたそうです。
こちらが即興ソング「江別カルタのうた」です。
大谷木さんにブログ用に動画で撮影してUPしていいか確認すると、快諾頂けたので、動画に歌詞(句)を挿入して編集してみました。(^^♪
以上、「江別カルタで辿る江別物語2015」の様子でしたが、実は、イベントには続きがあり、この後に希望者は基調講演してくださった佐々木さんの説明付きで旧岡田邸母屋の見学会が催されました。私としてはとっても興味あったのですが、会場の後片付けがあり泣く泣く断念するしかなかったのでした。