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三笠鉄道村で蒸気機関車S304号機の体験運転 [鉄道関連]

三笠鉄道村(三笠鉄道記念館)SL機関士体験クラブで、蒸気機関車S304号機の体験運転を楽しんできました。(#^^#)

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三笠鉄道記念館(三笠市幌内町2丁目287)、休館日(毎週月曜日、祝祭日の場合翌日)、開館時間(9:00~17:00)、冬期休館(10月16日~4月15日)

ここでは、SLを運転できる事は、何となく知ってたのですが、我がまち江別から三笠って近い事が逆に申し込むタイミングを逃していた気がします。そして説明を受けて初めて知ったのですが、日本で唯一、石炭で走る本物のSLを運転出来るのって、ここ三笠鉄道村のSL機関士体験クラブだけなので、全国から運転に訪れてるそうです。

SL機関士体験クラブの体験実施日は、5月から10月15日までの土・日・祝日(7月26日~8月19日までの夏休み期間は休館日を除き毎日実施)

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明治元(1868)年に幌内で石炭が発見され、明治15(1882)年11月13日、手宮-幌内間が全通。岩見沢駅(本線)-三笠駅(支線)-幌内駅(支線)。仮営業ながら手宮~幌内の全区間を通した列車の運行が始まりました。そんな北海道鉄道発祥の地として歴史的遺産・文化保存のため、昭和62(1987)年に三笠鉄道村(三笠鉄道記念館)がオープンしたそうですが、昭和62年7月には、幌内線が廃止になってるので、廃止が決まった時点で、三笠鉄道村の準備がスタートしたそうです。

屋外展示場には、過去に道内各地で活躍したさまざまな車両が展示されおり、館内には、明治時代の貴重な資料や、大正、昭和期に実際に使用された時刻表・制服・部品・信号機などを見る事ができます。そんな三笠鉄道村の展示に関して別に書きたいと思いますので、今回は、SL機関士体験クラブの体験に関してです。(#^^#)

三笠鉄道記念館内の講習会場は、リニアモーターカーなのか未来的な乗り物(部屋)の中に案内されました。

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外観から感じるより内部は広い部屋です。(^┰^;)ゞ

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私は鉄道村HPから申し込みましたが、Eメール、電話、FAXでも可能ですが、事前予約が必要です。初回のみ学科講習を受けて、講習終了証明書が交付されると、いよいよ運転体験が可能です。

初回の学科講習を受けるのは、私を含めて3名でした。他の方は本州から訪れているので、自宅から1時間もかからず訪れれる私は、いつでも運転できるので羨ましいと言われましたが、近くても初めて訪れるので、羨ましがれてもそんな実感ありません。(-_-;)

気が付きました?この部屋の椅子ってパイプ椅子じゃありません。立派な椅子でシートベルトまで付いてます。(動くわけじゃ無いのでシートベルトの着用は不要)

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初回の講習料は10,000円ですが、これにはこの後の運転体験(一往復)の運転練習が含まれています。それと、三笠鉄道記念館の入館料(530円)がサービスだそうで、待ち時間は館内を見学できます。

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講習のほとんどの時間は、北海道に鉄道が作られ幌内線が開通してから廃止になるまでの歴史です。簡単な説明に続き、映画「さらば栄光の幌内線-その104年の光と影-」を観ます。

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作品概要(1988年)、カラー(一部白黒)、41分29秒、製作:北海道映像記録、企画:岩見沢市/三笠市

幌内で石炭が発見され、手宮-幌内間が全通して、産炭地北海道の歴史が始まる栄光の幌内線の時代から、炭鉱の衰退に伴って客貨とも輸送量が減少し、廃止対象となり最後の運転を終えるまでの映像ですが、BGMで流れる海援隊の「思えば遠くへ来たもんだ」が映像と合って感動しました。思わず感動で泣きそうになりました。o(TヘTo) くぅ

こりゃDVDが欲しいと思って売店で聞いてみるとDVDの販売されてないそうです。なんて勿体ない・・・ネットで調べると確かにDVDは無いようですが、NPO法人の科学映像館でネットで視聴できる事が分かりました。URLリンクしておくので興味ある方は、こちらで観れます。(注)どうも科学映像館の内容を観ましたが、一部カットされた内容が講習で観たもので、科学映像館側には、BGMで海援隊が使われてませんでした。(-_-;)

その後、蒸気機関車S304号機の運転ビデオを観て・・・

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講習終了証明書が交付されると講習が終わります。

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想像してましたが、蒸気機関車の操作はやる事が多くて、運転ビデオ観て少し頭がパニック状態かも・・・

体験運転まで少し待ち時間あったので、レストラン(食堂車)で昼食タイムです。

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この日は暑かったのですが、冷房が効いた車内で食べるラーメンが美味しい!

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体験運転する蒸気機関車S304号機は、30分毎にお客さんを乗せて走るので、その合間に体験運転があります。

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運転体験の1回~10回までは、機関車単行なので、客車を切り離して走らせます。

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体験運転する蒸気機関車S304号機は、昭和14(1939)年に製造された工場専用線路の機関車で、富士鉄室蘭や鐵原(株)室蘭コークス工場で活躍したそうで、<仕様> 型式(C形タンク機関車)、重量(29.5t)、全長(8.286m)、最高速度(38km/f)、製造所(日本車輌)

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運転体験は、1回一往復で30回まで1回5,000円、31回~50回まで1回4,000円、51回~1回3,000円です。

機関士の制服(上下)と帽子は貸してくれます。軍手は講習後に支給されたものです。

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せっかくなので記念撮影!

この金額が高いと感じるか安いと感じるから人それぞれだと思いますが、一回運転すると、この経験が1回5,000円なら納得の値段だと感じました。(距離が短いのが残念!)

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他の人が運転している時も見学していいとの事で運転室に乗り込みます。狭い運転室に生徒3人+講師2人乗り込みました。ちなみに燃料の石炭は・・・

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床に散らばってる状態で、こりゃ確かに上下制服に着替えないと真っ黒になります。石炭を燃やしてるのですから最初は運転席暑い(熱い)なんて思いましたが、そのうち夢中になり暑さも忘れます。

運転席から見る前方風景・・・

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視界狭いですが、運転席横からも顔を出すので、運転中は景色の狭さ感じませんでした。

これ逆転機(前進1速、2速、ニュートラル、後進)

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下の写真の立ちあがって手を伸ばして操作するのが、加減弁で下げるとアクセルを踏む感じで、想像よりスムーズに機関車が動き出して驚きですが、全開状態が入らず苦労しました。・"(>0<)"・

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写真じゃ見えないのですが、右手床下にシリンダドレン弁あります。SLで車輪付近から蒸気が噴き出るやつです。この操作が忙しいのです。(-_-;)

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そして単独ブレーキ弁です。

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陸別(ふるさと銀河線)で、ディーゼル車を運転した経験が記憶に残ってるのか、自分ではブレーキ操作は意外とスムーズに出来たかも・・・

難しいのが復路のバックでの運転です。

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到着地点には客車が留置きしているので、ぶつかったらと思うと少しビビりながらのブレーキです。(ちなみに講師の方が緊急時は非常ブレーキを操作します)

私が運転する様子は自分では撮影出来ないので、他の方の様子を撮影して動画にしてみました。

運転室内の様子は、運転体験されてる方の顔を隠す目的もあり、あえて操作内容を吹き出しでいれてます。

運転中は気が付かなかったのですが・・・

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支給された軍手は真っ黒で、蒸気機関車を運転した証ですね。

この日は、講習後に含まれる一往復以外に、運転体験2回で合計3往復運転したので、講習と合わせて20,000円でした。運転を忘れないうちに、再度、運転体験に出掛けて復讐したと思ってます。

 


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