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2015年、北区屯田防風林の野外観察会、夏冬鳥が同時に見れる [鳥の野外観察会]

一昨日(4月23日)は、道新文化センターの「自然に親しむ、楽しいバードウォッチング」教室によるバードウォッチングでした。(#^^#)

2015年度の春を迎えた最初の野外観察会でしたが、道内は高気圧に覆われて各地で午前中から気温が上がり、札幌も今年初めて最高気温が20度を超えた初夏を思わせる陽気となった中での野外観察会です。

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集合場所は午前9時に札幌市下水道科学館前(札幌市北区麻生町8丁目)に各自集合で、参加者は先生を含めて17名です。ここから北区屯田防風林を散策しながら観察しますが、昨年同様に数台の車を事前に防風林奥の駐車場へ移動して、帰りは分乗して集合場所へ戻ってくる作戦です。

車を移動した後に下水道科学館前の創成川沿いを歩きながら水鳥のチェック・・・早く到着した人の話では既にカワセミを発見したそうですが、私は残念ながら見る事ができません。

鳥じゃありませんが、綺麗な鯉が泳いでました。

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こういう様子を見ると水が綺麗なんだろうと安心します。(#^^#)

ここでは、春らしく「つがい」の水鳥を見る事が出来ました。

まずは、コガモです。冬鳥でこれからシベリアへ向かいます。

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カモ類の中では、日本最小のカモです。雄成鳥の頭部は、赤褐色で目の周りからその後ろに緑光沢色が美しく、体は全体的に灰色がかってます。また、背と脇の境に白線が入ってます。

周りの景色がイマイチだったので、雄成鳥が移動したところで撮り直してみました。

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先日、円山公園の池でも撮影したオシドリです。これは夏鳥ですから北海道に渡って来た鳥になります。

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雄成鳥は、嘴が赤く、イチョウの葉の形をした三列風切が特徴的な非常に綺麗な羽色をしています。写真を見ると雌成鳥の顔も意外と可愛いです。(^^♪

そして、年中見る事ができるマガモは留鳥です。

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雄成鳥は、光沢のある緑色の頭で、嘴は黄色で体の大部分は灰褐色ですが、胸がブドウ色をしてます。

ここから北区屯田防風林を散策しながら観察しますが、残念ながら観察した全ての鳥は撮影する事が出来ませんから、撮影に成功した鳥の紹介になります。今回の撮影機材はNikon D300s + SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSMと一脚です。

一通りのカラ類はいたのですが、綺麗に撮影出来たのはシジュウカラだけでした。

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頭部と嘴は黒く、頬は白色。腹は白いのですが、喉から下尾筒まで黒いネクタイ状の帯が特徴です。

アカゲラです。

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白と黒のパターンのキツツキ。雄は後頭部が赤いのですが雌は赤くありません。雄雌ともに下腹から下尾筒が赤く、肩羽に白く大きな斑があり目立ちます。写真を見ると後頭部に赤を確認出来るので雄である事が分かります。

普段見かけるスズメですが、あまり撮影する機会が無いので撮影してみます。

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金網の柵の上に止まる姿なんかは、普段見かけるスズメらしい様子です。

冬鳥のイスカの雌です。

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雄成長は全体的に赤く、雌成鳥は全体的に黄色です。雄は赤く美しいので、どこかにいないかと期待したのですが、見つける事は出来ませんでした。

最後の写真になりますが、こちらも冬鳥のアトリは雄と雌です。

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雄冬羽は顔が黒褐色、胸や脇はオレンジ色で腹は白です。雌は船体的に褐色で頭部は黒くありません。

以上、下水道科学館前の創成川沿いと北区屯田防風林の野外観察会でした。その後、下水道科学館に戻った際に、創成川を飛ぶカワセミを見る事が出来ました。やはりここでは高確率でカワセミを見る事が出来るようです。

今回の成果は次のような鳥たちです。

夏鳥→カワラヒワ、シメ、シメ、ルリビタキ、オシドリ(雄、雌)、カワセミ、ムクドリ、ノビタキ(雌)、ハクセキレイ

冬鳥→アトリ(雄、雌)、イスカ(雌)、コガモ(雄、雌)、キレンジャク

留鳥→ゴジュウカラ、マガモ(雄、雌)、ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、ハシブトガラ、キクイタダキ、アカゲラ、スズメ

参加された皆さん、お疲れ様でした。

 


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