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小樽市総合博物館の屋外展示車両その2 [鉄道関連]

前回に続いて小樽市総合博物館へ行った続編で、屋外展示車両その2です。(#^^#)

前回の2編成の貨車からとりあえず、敷地奥にある手宮口側の転車台(ターンテーブル)へ向かい、そこからアイアンホース号が走る線路沿いに展示車両をチェックしながら、歩いてみようと思います。

敷地内には総合博物館建物側に中央口、そして片道約200m先の奥に手宮口があり、その間をアイアンホース号が牽引する客車に無料で乗車する事ができます。

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手宮口には、小樽築港機関区で使われていた転車台を移設して設置されています。

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長さ約20mの転車台で、中央口から走って来たアイアンホース号を、この転車台で方向転換する様子を見学できるのです。今では転車台に機関車を乗せて方向転換する光景も、なかなか見られなくなりましたから、小樽市総合博物館の屋外展示での目玉ですね。(^^♪

約20mって、全長10.8mのアイアンホース号には、大きすぎる転車台ですが、旧国鉄の最大クラスで、現在は手動ですが、当時は電動だったそうです。

アイアンホース号に関しては、その3で触れたいと思うので、今回のその2では省略します。(^┰^;)ゞ

そんな転車台から多数の車両が並んでいます。C12、キシ80、キハ22、ED75、キハユ二25、キハ27、キロ26、キハ56、DD16、DD13です。

蒸気機関車のC12です。

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C12は、C11よりボイラー部分がほっそりした造りで、小型化になってます。ローカル線や駅構内での入換など幅広い用途に活躍しました。確か昨年の真岡鉄道で乗った蒸気機関車がC12でしたね。(^^♪

C11同様に小型軽量の蒸気機関車で、「タンク機関車」に分類され、機関車本体のタンクに水と石炭を積む構造です。テンダー(炭水車)をもたないなめ後方視界がよいので、折り返し駅に転車台のない区間でバック運転をするのに適しています。

JR北海道は、SL冬の湿原号以外の、SL函館大沼号もSLニセコ号も全て今年限りで蒸気機関車を走らせるのを止めると発表しましたよね。既にトワイライトエクスプレスも廃止決まってますし、他の本州と結ぶ寝台列車も全て廃止の可能性が大きいようで、JR北海道の魅力がどんどん消えるようで寂しいです・・・w( ̄o ̄)w オオー!

キシ80です。

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これ特急構成で使用された食堂車のようですが、車内には入れませんでした。

キハ22です。

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ディーゼル動車で、こちらは車内に入れます。

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この外見の色合いのディーゼル車両・・・確かに走ってた記憶あります。(#^^#)

電気機関車ED75です。

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その1でED76を紹介しましたが、函館本線の小樽~旭川の区間が電化されることが決まり、積雪が多く寒冷な環境に適した車両を開発するのに試験用に作られたのが、ED75形501号機の1両だったのです。

そしてED75の試験走行の結果を踏まえて設計されたのがED76となり、小樽~滝川の電化開業当初、主力の機関車としてED76が投入されたのです。ED76を見たかった私としては、たった1両の試験車両であるED75が保存されてるのはロマンですね。こちらは内部は入れませんでした。

キハユ二25です。

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これディーゼル動車の郵便荷物普通車ですが、こちらも車内は入れません。

キハ27です。

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急行用のディーゼル動車です。何かこの車両の色合いは懐かしいです。現在、補修作業中のようです。

キロ26です。

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こちら急行用のディーゼル動車のグリーン車なんですが、車内に入れたのですが・・・中に入ると驚きです。(^┰^;)ゞ

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車両中央に大型スクリーンなのかモニターが・・・

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座席はモニターを見る方向に向いているので、車両中央に向かって向かい合う感じなんです。グリーン車恐るべしです。

キハ56です。

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キハ26、キハ56と外装の塗装の痛みが激しいですね。

急行用のディーゼル動車です。車内に入れて、運転席や車内の座席を見る事ができます。

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ディーゼル機関車DD16です。

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国鉄のディーゼル機関車のなかで最小クラスに属する形式で、DE10形やDE13形が重量の関係で入る事ができない簡易線で活躍したそうです。

我が家のNゲージでもマイクロエースのDE16が入線しましたが、そのコンパクトな車両は、最小クラスで納得です。

ディーゼル機関車DD13です。

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DE10形(製造709両)が全長14.2mですが、このDE13形(製造416両)は13.6mと少しDE10より小さいです。DE10が何両か現役で活躍していますが、こちらDE13は昭和62年までに全て廃車されてます。

中央駅側にある機関車庫です。

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この車庫には、キハ03、7150(大勝号)、キ800、キ601、アイアンホース号が入ってます。機関車庫の間にはキ718、キ752が展示されてます。機関車庫の車両はアイアンホース号中心に次回のその3(完結編)にしたいと思います。

ということで、機関車庫を通り抜けると、除雪車の展示です。除雪車は迫力ありますよね。

ラッセル車のキ270(下記写真の上段)、キ1570(下記写真の下段)です。

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上記が複線用のキ270です。片側のみに雪を寄せるので複線用なんですね。

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上記が単線用のキ1570です。両側に雪を飛ばので、単線用です。

ディーゼル機関車のDE14です。

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DE10、DE13、、DE15、DE16と同じ形ですが、DE14だけは、独特の形状です。除雪を主目的に開発されたディーゼル機関車で、雪をかき寄せ。はね飛ばす動きを1台でこなします。

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ディーゼル機関車のDE15です。

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車体前後にそれぞれにラッセル式の除雪装置を取り付けるディーゼル機関車。ラッセル車は機関車に押される必要があるので、前後に取り付ける事で転車台による方向転換が不要です。

以上、小樽市総合博物館の屋外展示車両その2でした。

 


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