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小樽市総合博物館の屋外展示車両その1 [鉄道関連]

先日の7100形蒸気機関車7106号「しづか」に会いに小樽市総合博物館へ行った続編で、屋外展示車両その1です。(#^^#)

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小樽市総合博物館の特色のひとつが、本物の鉄道車両の豊富さです。とても1回で書くには長くなり過ぎるので、分割して今回はその1です。

各機関車をはじめ特急車両、客・貨物、除雪車など40両以上が並びます。

7100形蒸気機関車7106号「しづか」が展示されている「しづかホール」を抜けて、屋外展示車両の敷地に出ると、キハ82、C55、ED76の編成が並んでいるのですが、実は「しづか」の次に楽しみにしていたのが、ここにあるED76だったのです。

そんなED76は奥側にあったので、はやる気持ちを抑えて手前のキハ82からチェックです。(^┰^;)ゞ

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特急専用気動車キハ81形の改良型として開発されたのが、このキハ82形です。特徴あるデザインで何となく記憶あるような・・・実際に見たのかなあ?それとも映像での記憶が混ざってます。

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昭和36年に特急「おおぞら」として函館~旭川に運行で起用され、そののち昭和43年に小樽経由の特急「北海」として、旭川~函館を走りました。

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連結している車両キハ80 34ですが・・・

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中に入って驚きです。これ食堂車だったんですね。(#^^#)

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そうか当時の速度で函館~旭川を6時間程度の旅だと思うのですが食堂車が付いてたんですね。

隣の車両は、蒸気機関車C55です。

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連結されている客車は、スハ45、スハフ44、マニ30(荷物車)、でした。私としての思いがあるわけでもなく、この車両に関してはサラッと素通りです。

帰宅してから分かったのですが、マニ30(荷物車)は単なる貨車じゃありませんでした。なんと!日本銀行が所有し、現金輸送に使った珍しい車両でした。( ̄▽ ̄;)!! 100億円単位の現金を運ぶことがあったとかで、現役時代には保安上の理由からその存在が明らかになってなかったとか・・・こりゃ重要な車両をスルーしてしまいました。ショックです。(;´д`)トホホ

そして電気機関車ED76形です。

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何が興味あるかって、我が家のNゲージ KATOのED76形の実物です。

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当然、自宅に戻ってから実物のアングルを意識してNゲージも撮影してみました。(^^♪

北海道初の電化(小樽~滝川)開業とともに活躍したのがEE76形500番台で、北海道専用機として作られました。耐寒・耐雪装備に加え、暖房用の蒸気発電装置も装備してます。

普通旅客列車、貨物列車のほか、急行「大雪」、「利尻」、「ニセコ」の電化区間を牽引してますが、平成6年までに500番台全機が廃車となってます。

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普通の車両展示なら上記運転席に入る事が出来ると思うのですが、ここでは、後方にも入る事が可能でした。

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この手のって立ち入り禁止にするケースが多いと思うのですが、内部を見れるのは嬉しいです。どこまで通れるのかと思ったら・・・

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反対側の運転席まで通り抜け出来ました。

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連結しているのは、スユニ50、オハ36、オハフ33なんですが、スユニ50・・・(メ・ん・)?

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郵便荷物客車でした。(^^♪

郵袋室(ゆうたいしつ)といって郵便物が入った郵袋が積まれた場所です。

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内部は小物が置かれてる程度と思って見学してたので・・・

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反対側では郵便の仕分けを行っている様子の人形です。まさかの人形出現で、一瞬・・・人かと思ってビックリしてしまいました・・・w( ̄o ̄)w オオー!

次に少し離れた場所にある2編成の貨車です。

最初の編成は、DD51、オエ61、スエ78、チキ6141、ソ34、ヨ7904の事故などに対応する救援車両です。

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牽引機はDD51です。

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オエ61は救援客車です。

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片側には枕木が積まれてます。

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こちら保線作業員が乗車するスペースのようです。

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スエ78、こちらも救援客車です。

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いざという時にすぐ出動できるように、内部にはさまざまな工具類が積まれています。

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チキ6141(長物車)、ソ34(操縦車)は、2両がペアを組んで列車に脱線・転覆事故車などにの復旧作業にあたりますが、こちらがチキ6141(長物車)です。

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そして、ソ34(操縦車)です。

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最後尾は、ヨ7904で、車掌が乗務して運行管理、安全確認などに業務を行います。

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この編成は、列車転覆事故などの際に出動した実際の救援列車を再現しているようですが、最近の線路関係の事故が多いJR北海道を考えると、気になる編成車両というか、現在の状況が気になりますよね。(-_-;)

次の編成は、牽引機DE10、ワム82506、セキ7342、トラ57964、ホキ2226、ワフ29984のさまざまな用途に合わせた車両です。

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ワム82506(有蓋車)

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幅広い用途に対応する屋根付き貨車です。

セキ7342(石炭車)

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石炭専用車で、下側の側面が開いて、石炭を排出します。

トラ57964(無蓋車)

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屋根の無い簡素な造りですが、原木、砕石など多彩な貨物の運搬に使われました。

ホキ2226(ホッパ車)

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ホッパとは、漏斗のことで、小麦など粒状の穀物を梱包せずそのまま積みます。

ワフ29984(有蓋援急車)

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有蓋貨車に車掌車を併設した車両です。

この編成は、実際の編成例というよりは、こんな種類の貨物車両があります的な編成ですね。

以上、屋外展示車両その1でした。

 


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