花の百名山アポイ岳登山の下山は雨でびしょ濡れになる [夏山登山&スノーシュー]
一昨日(6月14日)は、阪急交通社主催の「花の百名山アポイ岳登山」に参加しました。
久しぶりの夏山登山ですが、天候が心配です。最近の北海道はずーっと雨なんです。多少の雨なら中止は無いと思ってましたが、前日に添乗員さんから連絡があり、現地の登山ガイドと相談して予定通り開催しますとの事でした。
当然ですが、雨対策と濡れた場合の着替えと非常食などを忘れずにとの事です。準備は当然なんですが、気になる事があったので、ついでに聞いておきます。「下山後の風呂って入る予定ありますか?」、「風呂はありません」、やはり無かったか・・・
「雨に濡れたらそのまま帰るんですね」、「バスの中で着替える事になります」・・・まあ、工程に無いものは、どうにもなりませんね。奥さんに駅まで迎えをお願いしたので、駅から日帰り温泉に直行する事にします。
さて、出発当日ですが・・・
集合は札幌駅北口に午前6時50分です。早っ!まあ登山としては遅い時間ですが、バスで行くと思うと若干旅行気分なので・・・(-_-;)
電車で札幌駅に向かうには、午前6時16分に乗らねばなりませんから何時に起きれば間に合うか・・・まあ、朝早いのは移動のバスで爆睡ですね。(-_-)zzz
札幌駅北口を午前7時にバスは出発→札幌IC→苫小牧東IC→アポイ岳登山口に到着して準備後、午前11時に登山開始予定です。その後、五号目山小屋で昼食→馬の背→アポイ岳山頂→五号目山小屋→アポイ岳登山口に戻り(登り3時間、下り2時間)、午後5時に札幌に向け出発、札幌到着は午後8時30分~午後9時頃を予定しています。
バスの走行距離は約400キロ、昼食(おにぎり弁当)、夕食(幕の内弁当)付きです。
当初予約は36名程度あったそうですが、北海道まさかの連日の雨でキャンセル出たそうで、今回は29名だそうです。ちなみに翌日も同じツアーあるのですが、そちらは13名と少な目との事です。
バスは相席だったのですが、後方に空き席出たので一人で座れました。ラッキーでした。(^^♪
相席と一人席では往復7時間のバスですから快適具合が相当違いますよね。(^┰^;)ゞ
三石道の駅でトイレ休憩すると、もうちょっとって感じです。そうそう様似に入ると左手に様似駅が確認できました。
様似駅が日高線の終点なんです。残念ながら日高線を走る列車って見たことありません。なんたって本数少ないから・・・と思ってたら帰りの占冠付近でバスから2両編成を見ました。日高線の白地に青のブロックパターンが特徴のキハ40形350番台2両編成でした。ラッキー!(写真撮れなかったのは残念)
11:30、バスはアポイ岳のビジターセンターに到着です。
何か青空も出ていて最高の登山日和かもね。と、この時には帰りにびしょ濡れになるなんて思いもしませんでした。
青空が見えるといっても山側を見ると、雲の中って感じで山頂を含めて何も見えません。まあ、暑いより少し位は曇り空の方が登山は楽ですよね。
トイレを済ませ軽い準備体操して・・・
11:00、出発です。
参加者10人に一人現地ガイドさんが付いて、私は3班でした。さすがに30人の団体で登らないと思ってましたが、少し時間をズラして10人程度のグル―プなので、歩きやすいです。(^^♪
出発して直ぐに新道(向かって左)と旧道(向かって右)の分岐です。
旧道を進むのですが、新道は利用者無く道は荒れ放題とネットで見て知ってましたが、確かに放置状態・・・
よく見ると新道は、通行禁止になっているようです。
川で靴底を洗います。まあ、洗うといっても水の中をバシャバシャって歩くだけです。(#^^#)
ここで靴底を洗うのは、外から植物の種などを持ち込まないようにする最低限の登山のルールです。
今回の登山ですが、花の百名山アポイ岳っていうくらいですから、花の写真を撮って、後で花の名前を調べようと思ってます。
今回の為に「花あるきアポイ岳・えりも」という本を買ったのです。ガイドさんも教えてくれるでしょうし、今ならネットで調べれば花の名前は分かるでしょうが、本で調べるのも楽しいので私は好きです。(^^♪
一応は本を持参しましたが、登山しながら撮影するのが手一杯で、本を出して調べるなんて無理です。直ぐにリアルタイムの本利用は諦めました。花を撮影すると書きながら本当は一眼レフを持参するか迷ったのですが、重いし天候も心配なので、COOLPIX S3600と相当に手抜きです。(^┰^;)ゞ
この後の花の写真には花の名前を載せていますが、これは私がブログを書きながら本で調べて書いたので誤っている名前もあると思います。
ジンヨウイチャクソウ
熊よけの鐘です。
登山道に数ケ所、熊よけの鐘が設置してあります。
熊がいるのかって・・・
熊の爪痕がハッキリ確認できます。おー!怖いね。Σ(゚д゚lll)
ゴゼンタチバナ
これ自信ないのですが、フデリンドウの咲き終わり?
2合目
この後も何合目と写真出てきますが、初めは標高が高くなると咲いている花も変化するかと記録したのですが、イマイチ違いは無かったといいますか、よく分からないので、標高違っても同じ花はブログではカットしました。
3合目
先程の新道の出口側です。
ロープが張られて進入禁止と思うのですが、何か看板は微妙な表現です。
「・・・危険な箇所もあるため___となりました」、進入禁止と書くべき文書が空欄になってます。消した?消えてる?空欄で正解なのか?
4合目
ちょっと階段ぽい登りが続きます。
12:28、5合目
5合目の山小屋到着です。(^O^)/
標高365mです。ガイドさんは正しくは382mなんだとかいってましたが・・・
腕時計を見ると、何と537mって!
確かに登山口で標高合わせていませんでしたが、気圧の関係と思いますが、こんなにズレてますか・・・
ここで昼食タイムで、おにぎり弁当を景色を眺めながら食べるのですが、景色は・・・
見事に真っ白で何も見えません。何か嫌な予感しますね。(メ・ん・)?
12:50、カッパの上を着て、出発です。
エゾコウゾリナ
アポイ岳は山頂より6合目辺りが景色良いのですが・・・
近場以外は、何も見えません。(;´д`)トホホ
5~7合目は、急登が続きます。
今までが緩やかで登山としては物足りない分、ここから登山って感じです。
6合目
森林限界を超えて展望が開けます。
アポイヤマブキショウマ
毒ヘビ注意だそうです。
キンロバイ
7合目
馬の背到着です。
馬の背のお尻側からは、日高山脈が・・・
( ̄▽ ̄;)!!何も見えません。
景色も見えなく先を進みますが、どんどん視界悪しです。(;´д`)トホホ
アポイゼキショウ
アポイアズマギク
チシマキンレイカ
幌満お花畑との分岐は、真っ直ぐ左側の山頂へ向かいます。
ハクサンチドリ
8合目
霧雨の中を山頂へと進みます。8~9合目が一番の急登ですかね。
ミヤマオダマキ
アポイゼキショウとアポイツメクサかな?何か白い花びらと黄色が潰れて重なり気になり撮影しましたが・・・
こんな岩の隙間にまで、ツタとアズマギクが・・・
9合目
看板では無く岩に9合目と書いてます。
ハクサンチドリ
スズラン?ですよね・・・
ゴゼンタチバナ
6合目で森林限界を超えたのに、最後に樹木が出現するのもアポイ岳の特徴です。
14:30、山頂到着です。(^O^)/
標高810.6mです。
14:45、霧雨の中で長居は不要なので下山です・・・w( ̄o ̄)w オオー!
3班体制を2班に再編成して、1名ガイドさんが最後尾をフォローします。
雨が強くなりカッパの下も履きます。
一時的に激しい雨で、びしょ濡れって感じです。ちょっとカッパの下を履くタイミングが遅れた感じで、ズボン濡れましたね。(;´д`)トホホ
登山に馴れてない人が徐々に遅れ初め、1班が早いグループで、2班が遅い人を吸収するグループになりました。
5合目の山小屋までは、1班と2班の中間辺りを、私はのんびりと下山してたのですが・・・
1班は休まずに下山したとの事で、私も早く下山して着替えした方が得策と考え、ピッチ上げて下山する事にしました。
下山は雨の中をひたすら歩くだけ・・・
16:10、ビジターセンター到着です。
本当なら下山も見る視点が変わり、新しい花を発見したのですが、写真を撮影するなんて状況じゃなく断念です。
その後、着替えを済ませてバスは札幌へ向け出発。
占冠辺りで夕食の幕の内弁当を頂きます。
札幌へ到着したのは、午後8時半頃でした。
以上、花の百名山アポイ岳登山の下山は雨でびしょ濡れ・・・でも登りは花の写真も期待通り撮影できたので、満足のアポイ岳登山でした。久しぶりに夏山登山でしたが楽しかったですね。(^^♪