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平成開進亭、桂枝光「噺家生活35周年記念」笑瓶・雀々の巻 [落語]

久しぶりの寄席に行ってきました。今年に入って初めてですね。(#^^#)

さっぽろ市民寄席は、平成開進亭、桂枝光「噺家生活35周年記念」笑瓶・雀々の巻です。

会場:エルプラザ内3Fホール(札幌市北区北8条西3丁目)、日時:5月10日、開場18:30、開演18:50、入場料:一般2000円(道新ぶんぶんクラフブ会員優待 1,800円)

出演:桂枝光、桂雀々、笑福亭笑瓶

奥さんは孫のサポートあるので、今回は私が一人で行ってきました。やはり今回気になるのは落語のイメージが無い笑福亭笑瓶さんの落語ってどんな感じなのか楽しみです。(^^♪

 

ちょっと早くエルプラザの3Fホールに到着しました。

さて開場まで少し時間あります・・・どうしようかと思ったら喫茶コーナーがあったのでコーヒーを頼んで、窓側のカウンター席でボーっとコーヒータイムとします。(-_-)zzz

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初めて利用する喫茶コーナーですがコーヒーは280円でした。

営業時間をチェックすると18:30迄でした。なので18:30前には片付けが始まります。そうか寄席の開場時間には既に閉店しているので利用する機会が無かったのですね。(^┰^;)ゞ

そんな疑問が解決すると開場時間です。(^^♪

当日券および道新ぶんぶんクラフブ会員優待は開場時間が発売開始なんです。

今回も道新ぶんぶんクラフブ会員優待(50名限定)要予約を電話して予約できたので、チケット代金は1,800円です。安くて感激でーす。(-^〇^-)

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ホールに入るといつもの通り階段席の中段の端側席を確保します。

このホールは下のフロアに78席程度、そして階段席に192席程度ですから270席程度ですが、そうですね今日は150名程度入ったかって感じです。


開演時間です。トン♪トン♪トン♪トントコ♪トントコ♪ピーヒャラ♪


◆◆本日の演題◆◆

桂枝光『犬の目』

桂雀々『がまの油売り』・・・演題は「お楽しみ」になってたので正式な演題はわかりません。(#^^#)

桂枝光『隣の桜』

中入り

笑福亭笑瓶『私落語・・・ある日の六代目』


桂枝光『骨つり』・・・東京では「野ざらし」って呼ばれてます。

 

今日もあっという間の2時間ちょっと言いたいところですが、最後の「骨つり」がちょっと私好みじゃんかったかも・・・でも楽しい口演でした。(^v^)


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◆◆開進亭つれづれより抜粋◆◆

今年で8周年を迎える平成開進亭。席亭の桂枝光さんは毎月3席の高座を8年間務め続け、演じるネタも年々増えています。

枝光さんの熱意に応え、数多くのゲストも来演しました。共演された方々は、一様に「毎回ゲストを呼び、自らも3席演じるのは並大抵のことではない」と驚いています。

さて、本日のゲストは笑福亭笑瓶さんと桂雀々さんのお二人。笑瓶さんはテレビでお馴染み笑福亭鶴瓶さんの弟子。師匠と同じくテレビで活躍していますが、「私落語」と呼ばれる創作落語でも定評あります。北海道では滅多に見られない笑瓶さんの落語に乞うご期待です。

桂雀々さんは、桂枝雀さんの弟子で、テンポのよい軽快な落語が持ち味。1昨年5月には札幌のZOO寄席で上方落語の大作「地獄八景亡者の戯れ」を演じました。今日はどんなネタで会場を沸かせるのでしょうか。

 

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◆◆演題のあらすじ◆◆

桂枝光『犬の目』

「犬の目」は病院ネタだけに、話の入りは定番の田中さんです。「いつもの病院の待合室に集まるおばちゃん。あれ今日は田中さん居ないね、田中さんは風を引いて家で休んでいるよ。そりゃ早く元気になって来れるといいのにね」分かっているネタですが大ウケです。(-^〇^-)

最近どうも目が悪くなって、紹介された医者に駆け込んだ男。

すると医師の診断は「これは手術が遅れたので、くり抜かなくては治らない」、話はどんどん進んでさっさと大工道具で目玉をひっこ抜きます。

弟子に目玉を洗うように命じますが、洗ってもとに戻そうとすると水に付け過ぎてふやけてはめ込めない。困って、縮むまで陰干しするように命じますが、今度は犬が目玉を食ってしまった。

しかたがないので、犯犬の目玉を罰としてくり抜き、男にはめ込む。今までのより遠目が利いてよかったですが、後日、男が訪れて何か変なんです。「小便する時、自然に足が持ち上がります」

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桂雀々『がまの油売り』

演題の通り「がまの油売り」の口上がありますが、なんともリズムよくて心地良かったです。(#^^#)

大道商売の口上と言えば有名なのが「がまの油売り」、「さあ、御用とお急ぎでない方はゆっくりと見ておいで・・・刀を取り出して紙を切って一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚・・・がまの油を腕に塗って刃を押し付ける。叩いて切れない、押して切れない、引いて切れない」

名調子で商売をした後は、ちょっと一杯、二杯、三杯と飲んで酔った勢いでもう少し稼ごうと元の場所に店を出すが・・・

「さぁさ、ヒック、御用とお急ぎでない方はヒック・・・紙はうまく切れないヒック、刀で叩いて切れない、押して切れない、引いて、あれ、切れちゃった」がまの油をつけても血が止まらない。「誰が血止め薬は持ってないか」

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桂枝光『隣の桜』

大店の旦那が隣に住む漢学者に庭の桜を折られたことに腹を立てます。丁稚の定吉を呼んで口移しで難しい口上を覚えさせて隣家へ向かわせます。

何せ定吉にはなかなか難しい口上。隣家へ到着して「こんにちは」「ど~れ」と、いかにも、お堅い感じの漢学者が現れます。「結構なお天気さんでござります。この分やったら明日もエエ天気です・・・」

要するに桜の枝を折りくさってド盗人めということを伝え。先生(漢学者)に返事を紙に書いてもらい持ち帰ります。

旦那さんは先生が謝ったやろうと思ったので謝り証文と思いのほか、「塀越しに 隣りの庭へ 出た花は 捻じょと手折ろとこちら任せじゃ」

これ見た旦那さん、怒ったの怒らんのすぐに番頭を呼び寄せて、仕返しを命じます。

番頭は旦那さんから資金を貰い家の庭で花見の宴を催します。お客さんやら芸妓はんやら、太鼓持ちも呼びまして派手に陽気に催します。

一方、隣りでは宴会の音で先生は講義が出来ません。弟子の話しでしゃ隣りの庭で宴会が始まった様子。

先生も興味があったりするもんで、節穴から隣りの様子を覗こうとするのですが番頭の合図で丁稚が邪魔します。先生も意地になりましてハシゴをば高塀に掛け顔を出します。

すると、これを見ました番頭が、釘抜きを片手に高塀にのぼり出し、夢中になって見ております先生の鼻先を釘抜きで「えいっ!」っと捻じ上げます。

「いたたたたっ~!何をするのじゃ!」「先生、塀越しに隣りの庭へ出た鼻は捻じょと手折ろとこちら任せじゃ」

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笑福亭笑瓶『私落語・・・ある日の六代目』

生身の体験をネタにした創作落語です。これを「私(わたし)落語」と言っているそうです。

タイトルの「六代目」とは松鶴師匠。

つまり、笑福亭笑瓶の師匠である笑福亭鶴瓶さんの師匠である「六代目」松鶴師匠のことです。

笑瓶さんが入門当時、ヒョンなことから葬式ですっかり酔った松鶴師匠の運転手をすることになました。しかし師匠の鶴瓶からは「くれぐれも慎重な運転」を命じられますが六代目はイケイケドンドンな性格「抜かせ飛ばせ」と命じます。

元々飛ばし屋の笑瓶さんと、イケイケドンドンな性格の松鶴師匠の織りなすハチャメチャな実話の私落語でした。 最後はパトカーに捕まり急ブレーキ、後部席の六代目は頭をブツケ「頭が切れた」と騒ぎます。そこで笑瓶「いえ切られたのは赤切符です」


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桂枝光『骨つり』

ある男が、ひいきにしてもらっている旦那に連れられて大川へ川釣りに行ったところ、しゃれこうべを釣り上げてしまった。

気味悪いので捨てようとしたが、旦那に言われ寺に持って行って供養したその夜、男の家に若い美しい女が訪ねて来る。実はその美女はしゃれこうべで供養してもらった礼に来たのであった。

それを見ていたとなりの男が話を聞き、同じように川へ行ってしゃれこうべを見つけ、大喜びで供養して、その晩、自分好みのいい女が来るのを胸をわくわくさせながら待っていると、現われたのは大男。京の三条川原で処刑された石川五右衛門だった。


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◆平成開進亭のさっぽろ市民寄席の予定◆

平成開進亭(6月11日 枝光・喬太郎二人会)

6月の開進亭のゲストは大人気の実力派・柳家喬太郎さんです。古典も新作もポップでキュートに味付し、とにかく笑える落語が魅力。

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平成開進亭(7月11日 権太楼の巻)

7月の開進亭のゲストは柳家の爆笑王・権太楼師匠です。明るくて楽しくてホンワカあったか~い落語をお楽しみください。

平成開進亭(8月8日 枝光・雀三郎二人会)

8月の開進亭のゲストは上方から雀三郎さんが登場!歌う落語家としても有名です。

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◆桂雀々さんについて◆

桂雀々(かつら じゃくじゃく)。1960年08月09日生まれ。大阪市住吉区出身。

所属:現在フリー

1977年06月、桂枝雀に入門

1977年10月、「枝雀独演会」にて初舞台

2007年は芸能生活30周年を迎え、2010年には全国各地の地獄や閻魔にゆかりに地域で「地獄八景亡者の戯れ」を演じるツアーを開催。

2011年10月より、住居と活動拠点を東京に移す。

 

◆笑福亭笑瓶さんについて◆

笑福亭笑瓶(しょうふくてい しょうへい)。1956年11月07日生まれ。大阪府出身。

所属:太田プロダクション。上方落語協会会員。

1972年、スクールメイツに入団。

1981年、笑福亭鶴瓶に弟子入りを志願し、一番弟子となる。

噂の!東京マガジン(TBSテレビ)他のレギュラー番組に現在出演。

2000年代以降、師匠の鶴瓶が「六人の会」などの活動から落語に目覚め、一門で落語会なども開くようになったため、笑瓶自身も落語を勉強。現在は一門の落語会や弟子の笑福亭笑助との親子会で口演する。

 

◆桂枝光さんについて◆

2代目 桂枝光(かつら しこう)。1959年6月21日生まれ。 大阪府大阪市城東区出身。出囃子は猩々。紋は結び柏。
 
よしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌事務所所属。上方落語協会会員。前名は桂 小つぶ。

結婚、子供2人に恵まれたが、その子供が後に罹った喘息を改善させるために北海道へ移住した。1996年8月、2代目桂枝光を襲名。師匠の死後は、再び故郷である大阪に拠点を移した。現在、札幌市豊平区平岸に住む。

札幌では寄席ブームを復活させようと平成17年5月にさっぽろ市民寄席として、<平成開進亭>を立ち上げ活動している。

 

◆平成開進亭について◆

平成開進亭(へいせいかいしんてい)は、桂枝光さんが席亭を勤め、立ち上げた札幌市の「さっぽろ市民寄席」です。

寄席ですが、実際には小屋を持たず、札幌市内のホール等で定期的に開催されています。明治時代に札幌にも寄席があり、「席亭山下」、「開進亭」、「松進亭」、「札幌亭」、「金沢亭」、「丸市亭」、「南亭」などで、いずれも現存してません。

その中の「開進亭」を改め「平成開進亭」として平成17年5月から毎月活動している。

 

 


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