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「平成開進亭7周年第4弾」ちょっと観客少なめ・・・でも笑いは気分のリフレッシュ [落語]

昨日ですが、さっぽろ市民寄席「平成開進亭7周年記念の第4弾」桂枝光さん他の口演を聞いてきました。(^^♪

会場:エルプラザ内3Fホール(札幌市北区北8条西3丁目)、日時:7月11日、開場18:30、開演18:45、入場料:一般2000円

出演:桂枝光、月亭八方、三遊亭歌武蔵

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前回、5月17日に続いて、エルプラザの「さっぽろ市民寄席」は2回目なんで、前回お得情報を学習しました。(#^.^#)

 

道新ぶんぶんクラフブ会員優待(50名限定)要予約1,800円なんです。

ということで、今回は事前に電話予約して、Σ(゚д゚lll) 1,800円です。安くて感激でーす。(-^〇^-)


奥さんは、急遽別な予定が入ったので、私ひとりでの参加です。(^┰^;)ゞ

前回は、迷った当日券売場ですが、今回は、誘導する係り方も何人かいて、問題なくチケットを購入列へ案内して頂きました。(#^.^#)

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で、お得に買えたチケットは良いのですが・・・

前回、大混雑の3F会場入口前のホールは、お客さん少ないんですが・・・( ̄▽ ̄;)!!

周りの人も、何か今日はお客さん少ないんじゃない。って、ヒソヒソ話してます。(-_-;)

もう直ぐ開場ですが、どう見ても100人切ってます。Σ(゚д゚lll)

さほど、待つことなく開場時間になりました。何かワイワイ♪ガヤガヤ♪というよりは、心配そうに会場に入ります。

前回は人気の前席ですがガラガラです。私は最初っから後方席へ向います。

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開演時間です。トン♪トン♪トン♪トントコ♪トントコ♪ピーヒャラ♪

(メ・ん・)? どうでしょうか、さほど増えなく110名位でしょうかね・・・(T_T)


桂枝光も会場見て、「空席以外は大入り満員で、今日は一人一人の責任重大でーす」 ドット大ウケ(^^♪


本日の演題

[1]桂枝光『今どきのおばちゃん』

[2]三遊亭歌武蔵『大安売り』

[3]桂枝光『仔猫』

中入り

[4]月亭八方『忠臣蔵』

[5]桂枝光『佐々木裁き』


今日もあっという間の2時間ちょっとで、楽しい口演でした。(≧∇≦)/

ちょっと少ない観客でしたが、やっぱ笑いは、いいよね。(^v^)


[次項有]三遊亭歌武蔵さんについて


三遊亭歌武蔵(さんゆうてい うたむさし)。1968年03月15日生まれ。岐阜県出身。出囃子は勧進帳。


1983年03月、武蔵川部屋(元、横綱三重ノ海)へ入門(1983年09月、ケガの為廃業)・・・って相撲取りじゃないですかΣ(゚д゚lll)

1983年12月、三代目三遊亭圓歌師に入門。1984年05月、前座となる前座名「歌ちどき」。1988年09月、二ツ目昇進「歌武蔵」と改名

1994年04月、海上自衛隊横須賀教育隊へ入隊、1994年08月、横須賀教育隊練習員課程修業、1994年11月、アフリカ・ザイール・ゴマへ激励慰問

これって、何か落語家の経歴なんですか(-_-;) ちなみに趣味は、激励慰問に食べる事だって・・・

1998年03月、真打昇進

[次項有]月亭八方さんについて

月亭八方(つきていはっぽう)。1968年03月15日生まれ。岐阜県出身。出囃子は勧進帳。

所属:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

1968年12月、月亭可朝に入門。

毎日放送のテレビ番組「ヤングおー!おー!(1969年-1982年)」に、桂きん枝、桂文珍、4代目林家小染らと共に、若手落語家のグループ「ザ・パンダ」の一員として出演、人気を得る。

熱烈な阪神ファン(^^♪


[次項有]桂枝光さんについて

2代目 桂枝光(かつら しこう)。1959年6月21日生まれ。 大阪府大阪市城東区出身。出囃子は猩々。紋は結び柏。
 
よしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌事務所所属。上方落語協会会員。前名は桂 小つぶ。

結婚、子供2人に恵まれたが、その子供が後に罹った喘息を改善させるために北海道へ移住した。1996年8月、2代目桂枝光を襲名。師匠の死後は、再び故郷である大阪に拠点を移した。現在、札幌市豊平区平岸に住む。

札幌では寄席ブームを復活させようと平成17年5月にさっぽろ市民寄席として、<平成開進亭>を立ち上げ活動している。

[次項有]平成開進亭について

平成開進亭(へいせいかいしんてい)は、桂枝光さんが席亭を勤め、立ち上げた札幌市の「さっぽろ市民寄席」です。

寄席ですが、実際には小屋を持たず、札幌市内のホール等で定期的に開催されています。明治時代に札幌にも寄席があり、「席亭山下」、「開進亭」、「松進亭」、「札幌亭」、「金沢亭」、「丸市亭」、「南亭」などで、いずれも現存してません。

その中の「開進亭」を改め「平成開進亭」として平成17年5月から毎月活動しているので、今年が7周年記念になります。

平成開進亭の7周年記念の大とりは、11月1日、2日には共催ホール(札幌市北区)で「大札幌落語会」を開催する。


◆◆開進亭つれづれ◆◆

本日は、大阪から月亭八方さん、東京から三遊亭歌武蔵さんを招いて、東西三つどもえの白熱バトル!

八方師匠はお笑いタレントとして活躍するかたわら、大阪。天満天神繁昌亭での定期落語会をはじめ、一門会や独演会などで多くの高座を務めています。枝光さんの兄弟子で、六代文枝を襲名した三枝師匠とも仲が良く、文枝一門と交流の深い方です。

歌武蔵師匠は、堂々たるたたずまいで存在感抜群。それもそのはず、元は大相撲。武蔵川部屋の力士という異色キャリアの持ち主です。ご自身の経験をベースにした相撲根多は定番中の定番ですし、豊かな声量と落ち着いた物腰の本格江戸落語も聞き応えたっぷり。

東西の爆笑横綱を迎え撃つ枝光さんの演題は「仔猫」と「佐々木裁き」で、日頃のストレスもすっきり!夏の高座に爽やかな風を送る一席です。


以下は・・・本日の演題のあらすじについて

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[次項有]桂枝光『今どきのおばちゃん』

こちらは、創作落語でした。

どこにでもいるようなおばあちゃんとの会話や行動をテンポ良く繋げていきます。

いつもの病院の待合室に集まるおばちゃん。あれ今日は田中さん居ないね、田中さんは風を引いて家で休んでいるよ。そりゃ早く元気になって来れるといいのにね。(-^〇^-)


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[次項有]三遊亭歌武蔵『大安売り』

近所の若い者が、向こうから通りかかってくる町内出身の関取「玉二つ」に声をかける。
 
「もし、関取。」、「これはこれは、町内の若い衆でごんすかい。」
「この前の場所はどないでした。」、「いやあ、勝ったり負けたりでごんす。」
「どや、ええ、なかなか言えるもんやないで。こんだけ勝ちましたなんて自慢せえへん。勝ったり負けたり。て、言うことが憎いなあ。こういうの贔屓にしたらなあかん。・・・で、初日はどないでした。」
 
2日目、3日目、4日目・・・と聞くが、全戦全敗である。「せやけど、勝ったり負けたり言うたやないか。」、「いやあ。むこうが勝ったり、こちらが負けたりでごんす。」
 
「あ・・・そうか。」とあきれてしまう。
 
「あんたもう関取やめなはれ。」、「それも考えたのでごんすが、親方に聞くと、お前に今やめられたら困る。お前おらなんだら誰が犬の散歩をするのやとめられました。」
「あ、もう情けないなあ。」、「はい。私もこのままではいかんと思い、親方の勧めで、心機一転、シコ名を改めるでごんす。」
「それがええわ。で、どんなシコ名にしたんでっか。」、「はい。親方も色々考えてくれまして、今場所から『大安売り』というシコ名にしたでごんす。」
「何じゃケッタイな名やなあ。『大安売り』て。何でまたそないない名にしたんでっか。」、「これからは誰にでも気前よう負けてあげます。」

三遊亭歌武蔵さんの落語、元相撲取りだけあって、相撲の取り合いの様子、喋り身振りといい、そこらの落語家とは違いました。(-^〇^-)

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[次項有]桂枝光『仔猫』(こねこ)

元来、「仔猫」という落語は怪異譚のひとつです。

船場の商家に、おなべという田舎ものの女子衆(女性の奉公人)が勤めにやってくる。方言丸出しで言動も粗雑、器量は良くないのだが、働きもので気が利くということもあって回りの評判はとても良くなった。

徐々に良いところに気がつく男が出てくる。

しかし夜中にトイレにたった男が月明かりに笑うおなべを観た。そこから夜中に様子がおかしいおなべの話が出てきて……


月明かりに、部屋で口元を血で染めているとか見たものが出てくる。これはよろしく無いことだと、旦那と番頭がおなべの持ち物を調べると血にまみれた毛皮が見つかった。

番頭はおなべに出て行ってくれと言おうとするのだが、様子がおかしい事に気がついたおなべは事情を話し始める。

おなべの父は百姓片手の山猟師。それがたたって、七つの時飼い猫が怪我をしたときになめてやったのが始まり。その味が忘れられなくなった。それで猫を取って食べる病になってしまい、周りの人達から気持ち悪がられて、出て行かなければならなくなった、というのだ。

地元にいられず、大阪に奉公に出てきた。昼間は我慢できるが、夜が迫ると我慢ならず。


それを聞いた番頭は、「昼間のおなべは、猫をかぶっていたのか」と。

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[次項有]月亭八方『忠臣蔵』

こちらは、AKB48」をパロディーにした新作落語です。

AKB48にかけた忠臣蔵の物語で、討ち入りを前に47対1では卑怯と思われるのでセンターを決める選挙を行う、という奇想天外なストーリー。

その選挙の方法とは、討ち入りに参加する47人の中から塩一袋に付いてる投票券で、吉良を討つことの出来るセンターを選抜するです。

中間発表で大石内蔵助(おおいしくらのすけ)がダントツの1位、大石の妻に息子の大石主税(おおいしちから)を1位にしたいと嘆願される場面では、2位では駄目なんでしょうかと、色々な場面で小ネタのオンパレード。(-^〇^-)


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[次項有]桂枝光『佐々木裁き』(ささきさばき)

名奉行で知られた西町奉行・佐々木信濃守が、非番なので下々の様子を見ようと、田舎侍に身をやつして市中見回りをしていると、新橋の竹川町で子供らがお白州ごっこをして遊んでいるのが目に止まった。

面白いので見ていると、十二、三の子供が荒縄で縛られ、大勢手習い帰りの子が見物する中、さっそうと奉行役が登場。これも年は同じぐらいで、こともあろうに佐々木信濃守と名乗る。色は真っ黒けで髪ぼうぼう、水っぱなをすすりながらのお裁き。

なんでも、勝ちゃんというのが「一から十まで、つがそろっているか」ともう一人に聞き、答えられないので殴った、という。贋信濃守はすまして、「さような些細なことをもって、上に手数をわずらわすは不届きである」セリフも堂にいったもので、二人を解き放つ。

つのことを改めて聞かれると、「一から十まで、つはみなそろっておる」「だって、十つとは申しません」「だまれ。奉行の申すことにいつわりはない。中で一つ、つを盗んでいる者がある。いつつのつを取って十に付けると、みなそろう」

その頓智に、本物はいたく舌を巻き、その子を親、町役人同道の上、奉行所に出頭させるよう、供の与力に申しつける。

さて、子供は桶屋の綱五郎のせがれ、当年十三歳になる四郎吉。

奉行ごっこばかりしていてこのごろ帰りが遅いので、おやじがしかっていると、突然奉行所から呼び出しが来たから、それみろ、とんでもねえ遊びをするから、とうとうお上のおとがめだと、おやじも町役一同も真っ青。

その上、奉行ごっこの最中に、お忍びの本物のお奉行さまを、子供らが竹の棒で追い払ったらしいと聞いて、一同生きた心地もしないまま、お白州に出る。

ところが、出てきたお奉行さま、至って上機嫌で、四郎吉に向かい、「奉行のこれから尋ねること、答えることができるか。どうじゃ?」

四郎吉、こんな砂利の上では位負けがして答えられないから、そこに並んで座れば、何でも答えると言って、遠慮なくピョコピョコと上に上がってしまったので、おやじは、気でも違ったかとぶるぶる震えているばかり。

奉行、少しもかまわず、まず星の数を言ってみろと尋ねると、四郎吉少しも慌てず、「それではお奉行さま、お白州の砂利の数は?」これでまず一本。

父と母のいずれが好きかと聞かれると、出された饅頭を二つに割り、どっちがうまいと思うかと、聞き返す。

懐から出したのが玩具の達磨(だるま)で、起き上がり小法師。錘が付いているので、ぴょこっと立つところから、身分は軽いのに、お上のご威勢を傘に着て、ぴんしゃんぴんしゃんしているというわけ。ではその心はと問うと、天保銭を借りて達磨に結び付け「銭のある方へ転ぶ」

最後に、衝立に描かれた仙人の絵が何を話しているか聞いてこいと言われて「へい、佐々木信濃守は馬鹿だと言ってます。絵に描いてあるものがものを言うはずがないって」馬鹿と子供に面と向かって言われ、腹を立てかけた信濃守、これには大笑い。

綱五郎そちは幸せ者である。これだけの能力を桶屋で果てさせるのは惜しい。15才までそちに預けるが後は私が召し抱えて近従にさせると言う。出世の道が開けたという、佐々木裁きでした。

 


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