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酪農学園大学「鳥の公開勉強会、第3回」標本とふれあう [バードウォッチング]

酪農学園大学(江別市文京台緑町582)の浅川教授(獣医学部 感染・病理教育群)2012年度獣医の卵達による鳥の公開勉強会の3回目が昨日ありました。(全7回)


公開授業の場所は、酪農学園大学の研修館2階です。レンガ色でおしゃれな外観です。

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前2回は、運動を兼ねて自宅から片道約5.6Kmを、折りたたみ自転車のマイチャリで行きましたが、昨日はその後の関係で車で向かいます。

 

昨日の3回目は各論その2、ミフウズラ目(もく)、キツツキ目、ブッポウソウ目、カッコウ目、オウム目、アマツバメ目、フクロウ目などについてでした。(-^〇^-)

参加人数は、50名位じゃないでしょうか?

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身近なキツツキ目に関して、多くの時間を割いた講義内容だったので、興味湧きました。

ブッポウソウ目には、カワセミ、ヤマセミが身近な鳥に分類されます。

鳥の名前が鳴き声からきているということで、鳴き声を再生したりして、なかなか、人に見せる、引きつける発表になっていたと思います。

前回の各論から講義の後に、標本観察があります。

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この標本観察ですが、何と、標本を触ってOKなんです。(≧∇≦)/

ケースのフタも自分で開けて、手にもって写真を撮ったり出来ます。こりゃ太っ腹です。

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普通は触るなんてNGですからね。手に取ると、鳥の大きさなんかもハッキリ分かりますし、細部も観察出来ますよね。

触ってOKなので、私は最初っから取り出して写真撮ってましたが、ふと気が付くと、周りでも手に取り皆さん撮影してます。(-^〇^-) 皆の熱い眼差しは、まるでアイドルの撮影会です。(^^ゞ

ということで、標本の写真に、ちょっと講義内容を織り交ぜてアップしました。


アカゲラです。頭が黒いのでメスです。

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キツツキの特徴的な形態は、2本の指が前方、もう2本が後方、尾羽はくさび状に羽軸が硬く強い、2本の足と尾羽を活用して木に留まるんだって。

へー、尾羽も活用しているとは知りませんでした。(-^〇^-)

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木の中の虫を食べるのに適した長く延びる舌を持ってますが、実はキツツキには舌骨(ぜっこつ)と呼ばれる柔らかい骨があり、鼻から頭の後ろをグルッと通り、舌の先まで続いているんだって、Σ(゚д゚lll) 驚きです。図で描くと怖いんですけど・・・

キツツキは脳震盪を起こすのではと思う程の勢いで木をつつきますが、1秒間に20回の速度で、身体全体をハンマーにみたてて、つついているんだって・・・

野幌森林公園には、キツツキ科最大級のクマゲラがいるんですが、まだ出会ったことないんですよね。いつか会いたいな。(-^〇^-)

ハリオアマツバメです。

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地上に近い低空で比較的大きい虫を捕るのに、速度よりも旋回性、機敏性が重要視されるそうです。

確かに、独特の翼の形だね。

ツツドリです。

ツツドリは、カッコウ目です。このカッコウ目は托卵(たくらん)と言って、卵を自身ではなく他の個体に托します。

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ツツドリの托卵宿主は、センダイムシクイ、ウグイスです。

腹部の横模様がハッキリ分かります。


カッコウです。

カッコウの托卵ですが、背中の凹みは、宿主の卵と運ぶためとか、その卵は食べちゃうそうです。( ̄▽ ̄;)!! 「カッコーカッコー」と身近な鳥ですが、意外に怖い鳥なのね。

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腹部の横模様がハッキリ分かります。

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カッコウの托卵宿主は、ヨシキリ類、モズ類、ホオジロ類、オナガ類です。

卵の孵化は早いので、生まれたヒナは、宿主の他の卵を巣から落として、餌を独り占めするそうです。

親鳥は自身よりも何倍も大きく成長したヒナを、我が子と思って、餌を与えます。(T_T)

何か、托卵の字は「托す」って言いますが、ちょっと怖いですね、何で自分で育てないのかな?(-_-;)


アカショウビンです。

ブッポウソウ目カワセミ科に分類されます。

全身が赤色で、一度は撮影したい鳥です。

標本は赤色が薄いですが、アカショウビンは燃えるような赤いくちばしと体全体が赤色を持つことから、火の鳥の異名を持ってます。

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ヤマセミです。

これは、私も何度か撮影している鳥ですが、もう少し大きいかと思いましたが、実際に手に持つとイメージと違いましたね。

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最後はカワセミです。

ヤマセミと比べると、やっぱ小さいです。(ヤマセミが大きいんですね)

いつも撮影する時は、遠いんですよね。これだけ小さいと、そりゃ小さくしか写らないよね。(T_T)

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胸のオレンジ色も綺麗ですね。

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いつか近い所にいるカワセミをアップで撮影したいものです。


以上、3回目は各論その2でした。

 


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