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江別の歴史を伝えるお菓子「煉化もち」 [我がまち江別]

江別に住んでいますが、「煉化(れんが)もち」を何度も買った記憶はありません。しかし、我まち江別の銘菓といえば、やっぱ「煉化もち」でしょうね。(-^〇^-)

多分、私が「煉化もち」を買った場所は何処かと言えば、何かのイベントで偶然見つけてなんでしょうね。(^┰^;)ゞ

ということで、ブログのマイカテゴリー「我まち江別」でも食べるの分類を紹介したいと思います。なので、記念すべき最初の紹介は「煉化もち」にしました。


「煉化もち」は色んなところで購入できますが、ここは、製造元の煉瓦餅本舗株式会社の本店(江別市野幌町8番地の4)へ買いに行きました。

本店と言うくらいですから、支店は何処にあるのかと調べると、「れんがどう(江別市野幌町50)」があるそうです。製造は本店で行なっているそうです。

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札幌から岩見沢方面へ向かうと、国道12号線に面する煉瓦作りの建物で、煉瓦の煙突などがあり目立ちます。でも小さなお店なので、気にしてないと100%通り過ぎると思います。

奥さんの記憶では、国道12号線沿いの本店は、買いに立ち寄ったことあると言ってましたが、私は記憶ないんですよね。(^┰^;)ゞ

札幌方面から車で進行すると、隣のリサイクルショップ「セカンドストリート江別店」が目立ってるので、煉化餅本舗が目立たないんですかね? でも、知れば目立つ店舗なんですよ。(-^〇^-)

煉瓦工場を思わせる煙突型の看板が、何ともオシャレです。(-^〇^-)

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縦2.5cm、横4cm、高さ1.5cmほどの大きさで、角もしっかりあります。「煉化(れんが)もち」と聞けば、レンガをイメージした長方体と気がつきます。知らないと、ただの白い餅です。(T_T)

道産もち米を使い、十勝産小豆のこしあんを包んだ110年以上の歴史を持つ和菓子の誕生は1901年(明治34年)です。

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「煉化もち」の誕生は、野幌の煉瓦工場の経営に携わっていた久保兵太郎さんが地場産業にちなんだ菓子づくりを発案し、野幌駅近くで雑貨店を営んでいた佐野利吉さんが製造販売を始めました。

化けたら食べれるという発想から煉瓦→煉化で、「煉化もち」と名付けたそうです。


野幌駅の立ち売りで人気を集めたが、後継者の問題などで1986年に製造を中止。同じ駅前で菓子店を経営していた菊田茂二さんの息子(安秀さん)製造を伝授してもらい1993年に製造販売を再開しました。

添加物を使ってないので2日しか日持ちしません。

お店の方の話では、本日中にお召し上がりください。ですが、冷凍保存ができますので余ったら冷凍保存してお召し上がりください。

明治のお菓子も現代の冷凍技術を使えば保存できちゃうんでうね。(^┰^;)ゞ


石川啄木(今年没後100年なんですね)の紀行文「雪中行」に、この「煉化もち」が次のように登場するんです。

「白石厚別を過ぎて次は野幌。睡眠不足で何かしら疲労を覚えて居る身は、名物の煉瓦(れんが)餅を買ふ気にもならぬ」・・・

煉瓦餅本舗株式会社の本店(江別市野幌町8番地の4)午前9時~午後6時。祝日を除く月曜休み。10個入り630円、20個入り1260円

煉瓦餅本舗株式会社の本店、れんがどう以外では、JR江別駅・野幌駅のキヨスク(売店)、道央自動車道野幌パーキングエリア等で購入できます。


2日しか日持ちしないのを改善すれば、買う機会も増えると思うのですが、「昔から愛されている味や製法を変えるつもりはない」そうです。

現在、どれ位1日に製造しているのか?ちょっと気になる商品です。

 


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