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6月6日金星の太陽面通過について事前学習 [天文サイエンス]

金星が太陽面を通過するめずらしい現象を、金星の太陽面通過(日面経過、日面通過)と呼ぶらしい。

6月6日を逃すと次回は105.5年後なんです。私にとって、多くの皆さんとって、今回が、おそらく生きている間で最後のチャンスなんです。


6月6日といえば、2012 Jリーグヤマザキナビスコカップ第5節、コンサドーレ札幌VS清水エスパルスが、札幌厚別公園競技場で19:00キックオフです。

さらには、6月6日に結果が発表される「第4回AKB選抜総選挙」(東京・日本武道館)です。

誰が1位になるのか、当日のTOPニュースなんでしょうが、今回の話題は、金星の太陽面通過について事前学習です。(#^.^#)

 

 

太陽の周りを惑星が回ることを「公転」といいます。

金星は地球のひとつ内側(水、金、地、火、木、土・・・)のコースを、約224日で公転します。

大きさは地球とほぼ同じなので、金星は「地球の兄弟星」、地球の姉妹惑星」なんです。

金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月についで明るく見える星です。明け方に見えるのが「明けの明星」、夕方に見えるのが「宵(よい)の明星」といわれます。


地球は約365日で公転しています。金星は内側を約224日で回るので、金星の方が公転速度が速いので、約584日ごとに、金星が地球を追い越します。

このときに、地球・・・金星・・・太陽が一直線で並ぶので、地球からは、太陽面を通過する金星を観測できるはずですが、ほとんどは駄目なんです。

transit_of_venus_img01.jpg

何故なら、金星の公転軌道面は地球の公転軌道面に対し、角度にして、4.3度ほど傾いているので、完全な一直線にならないんです。

しかし、地球の公転軌道面と金星の公転起動面が重なる時に、すなわち、金星が地球を追い越して行く時に、地球・・・金星・・・太陽が完全な一直線で並ぶんです。

この時に、金星の太陽面通過が観測できます。

で、この完全な一直線で並ぶ周期が、8年,121.5年,8年,105.5年とくりかえすのです。


ということは、前回観測できたのは、2004年6月8日、その前は、( ̄▽ ̄;)!! 1882年12月6日となります。

何とも不思議なめぐり合わせですが、今回が金環日食の年である2012年6月6日なんですね。その次は、2117年12月11日となります。

札幌では今回、6月6日の午前7時10分に(食の開始)金星が太陽面に入り始め、太陽面には金星の丸い小さな黒い影を見ることができます。

午前10時29分には(食の最大)その影が、今回の太陽面通過で最も深い部分を通過します。

その後、午後1時47分には(食の終了)太陽面を完全に通過して、一連の天体ショーが終わります。

20120606b.jpg


食の開始から終了まで、何と6時間半近くなんですね。(@_@;)

この様子を日食グラスなどを使って肉眼で見ることは、かなり難しいかもしれません。

金星の大きさは見かけの太陽の直径の約30分の1なんです。

なので、太陽黒点があった場合は、どれが金星の影なのか区別できない可能性もありますし、金星を探しているうちに太陽を長時間見続けてしまいます。

日食グラスも長時間使用すると、目を痛めてしまうので日食グラスで金星の影を探す方法は取らない方がよいかもしれませんね。

撮影するとするなら、30分間隔とかかなあ。(-^〇^-)

vt2012_s.jpg 

今回の撮影は、望遠での撮影だけでOKなんでしょうね。

一応、撮影結果のイメージは、全てを合成すると、金星の影が、黒い点で移動する様子が上の絵のように表現できればと期待してます。

合成には前回日食で調査したが、結果使わなかった合成ソフトが有効じゃないかな?

長時間になるので、できれば自宅の庭ででも撮影したいですね。(#^.^#)

 


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