「アオサギを知ってますか?」に参加してきました [バードウォッチング]
バードウォッチングの野外観察会では、アオサギやダイサギを見る時があります。
私には、アオサギの鳴き声は、「ギャともアッ」とも聞こえるのですが、鳴き声が甲高く、嫌いな人もいるかもしれませんが、自宅周辺でも、空を飛んでいく姿を見ることもあり、身近に感じる鳥のひとつです。
私の知っているアオサギの知識は、
アオサギのコロニー(繁殖のための集団繁殖地)が、我まち江別の角山方面に存在することは知っているのですが、その正確な場所はしりません。
アオサギのコロニーが以前は、野幌森林公園(1968年道立自然公園に指定、面積は2,053ha、札幌市・江別市・北広島市の3市にまたがる野幌丘陵に位置)に存在しましたが現在はありません。
野幌森林公園からコロニーが無くなったのは、アライグマが原因とも言われています。アラングマは外来種でペットが捨てられ野生化して、現在は、全道に生息し繁殖していることは多くの人が知っています。
アライグマが、アオサギのコロニーを襲って卵を全て食べてしまい、アオサギは、二度と戻ってこなくなると聞いてます。
野幌森林公園とは、距離も近く、そんなアライグマが、江別のコロニーに立ち入らないことを願ってます。
昨日ですが、5月27日、「平岡どんぐりの森」が、アオサギのミニ講演会とコロニー観察会を開催するというので参加してきました。
①ミニ講演会 13:30~14:30
北海道アオサギ研究会代表松長克利氏による、「西洋のアオサギVS日本のアオサギ」-文化史的側面からの考査-
会場、野幌森林公園大沢口 自然ふれあい交流館
17名位の参加者でした。
話の内容は、ざっくり書くと
西洋ではアオサギを聖鳥として扱われてきたが、日本では妖怪として扱われてきたって感じの話です。
アオサギがモチーフになったとされる神話上の鳥がべヌウであり、べヌウは、聖木として太陽信仰と結びつく、イシェドの木に留まるとされた聖鳥で、一般には、アオサギの姿で描かれています。
更に、アオサギはフェニックス(不死鳥、もしくは見た目または伝承から火の鳥とも言われる)の原型となったとも言われています。
で、対する日本では、鷺(おそらくアオサギ)については、清少納言は「いと見る目もみぐるし」とこき下ろしている。
江戸時代の学者(新井白石)は、サギという名前は「騒ぎ(サワギ)」に由来するという説を唱える。
という感じで、アオサギに関する諸説と自身の考えなどを話されました。面白かったです。(-^〇^-)
アオサギの生態に関しては、小冊子の「アオサギのプロフィール」を頂き、色々書いてあり勉強になります。ありがとうございます。m(__)m
②アオサギ・コロニー観察会 15:00~16:00
江別のコロニー近くの集合場所の地図を頂き、各人車で移動し集合です。
世田豊平川の川畔って書いてますが、こんな場所あったかな?と思いながら集合場所をカーナビにセットして移動です。
集合場所から徒歩で移動・・・「関係者以外立ち入り禁止」なんて看板あります。
草地を歩きますが、長靴の方が良かったかなあ?トボトボ・・・
おー、キタキツネです。
結構、鳥もいて、アオサギでなくとも、写真を撮りに来たいかも・・・(-^〇^-)
空には、アオサギが1羽、2羽飛んでます。
ロープが張られて、アオサギの生息地なので、入らないようにと看板があります。
このロープの手前から観察するとのことです。
へー、そうなんだ?想像以上に対岸まで離れているんだね。
アオサギが樹木に降りてきた先を、双眼鏡で追いかけると・・・・
いました、
へー、想像よる樹木で、コロニー分からないです。(T_T)
この写真にも、沢山のアオサギと巣が写ってます。
一部をアップで撮影すると、こんな感じです。
松長さんに、観察に一番適している時期と時間を聞いてみました。
時期は、5月ゴールデンウィーク明けとのこと、その頃なら樹木の葉っぱも少ないので見易いそうです。
時間は、本当は午前中が良いのですが、問題は逆光になるので、今日は午後に観察会を開催したんだって。
それと、今日は、風がつよいのですが、晴天で風がないのがヒナ達が活発に活動する条件だそうえす。
樹木で、沢山のアオサギが居ないように見えますが、例えば100羽の親鳥が居るとして、巣には平均3羽のヒナが居るので、計250羽なんだって。
ヒナが巣立つまでは、もう少し時間あるようなので、晴天で無風の日に撮影リベンジです。