春風亭昇太独演会 [落語]
春風亭昇太独演会が、えぽあホール(江別市民文化ホール)で4月25日19時開演で開催されました。
先日、新聞をみてたら「春風亭昇太独演会」のイベント情報が載っていたので、奥さんに、見に行かない?とお誘いしたところ、いいねの快諾。(^v^)
早速、前売券の販売場所に行きチケットを購入です。ウキウキ(^^♪
入場料3000円(前売り)でーす。
今年は、3月7日の 「枝光文昇二人会」に続いて、2回目の落語です。
春風亭昇太さんは、日本テレビの笑点のレギュラーですからね。お客さん、多数入るでしょうね。
えぽあホールは、自宅から車で15分位の場所にあります。
落語でしか入ったことありませんが、収容人数453人の立派なホールですよ。
ということで、話は当日のこと、車で、えぽあホールに到着です。(#^.^#)
開場時間です。んー300人位のお客さんじゃないでしょうか。
春風亭昇太さんについて
春風亭 昇太(しゅんぷうてい しょうた、本名:田ノ下 雄二(たのした ゆうじ)、1959年12月9日生 )
静岡県静岡市清水区(旧・清水市)出身の落語家。
1982年:春風亭柳昇に弟子入りし、春風亭昇八と名乗る。
1986年9月:春風亭昇太に改める。
1992年5月:真打昇進。
愛称は「ちび師匠」。落語芸術協会に所属。現在同協会理事。
独身です。
2006年5月より、日本テレビ『笑点』の大喜利メンバーに。
春風亭昇太さんの公式サイトは、こちら です。
今年、芸歴30年なんですね。(;゚Д゚)!
私と1歳しか違わないんだー。年齢より若く見えますよね。奥さんに、そのことを教えると、えー、私と同い年じゃないのー・・・ブツブツ。
本日の演題
前座 春風亭昇也(春風亭昇太の弟子です)『転失気(てんしんき)』
独演会
春風亭昇太『壺算(つぼざん)』
中入り
春風亭昇太『花筏(はないかだ)』
開演の時間になり、前座が始まるかと思ったら、春風亭昇太さんが、私服で現われました。\(◎o◎)/
1時間前に到着して、今日は、終わったら帰るとのこと。
開演前の注意事項とか言って、携帯電話を消すお願いで、笑いを誘い、開演前の前説状態でした。大ウケ(#^.^#)
春風亭昇太さんのマクラ(落語の本題に入る前に話す短い話)は、長い。もしかして、この回は、落語でなく、話だけで終わるのかと思ってしまった。(#^.^#)
中入り後の「花筏」のマクラは、期待通りの「笑点」ネタでした。大ウケ(#^.^#)
やっぱ笑いは、いいよね。(^v^)
あっという間の2時間で、楽しい春風亭昇太さんの独演会でした。
以下は・・・本日の演題のあらすじについて
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春風亭昇也『転失気(てんしんき)』
体の具合が悪くなった住職は医者に診てもらう。診察が終わって医者から転失気はあるかと尋ねられ、転失気の意味が分からないのに「ありません」と答えてしまう。
医者が帰った後、気になってしかたがない。小僧の珍念を使って、お前は、てんしきを忘れたのか?尋ねて来なさいと、門前の花屋へ聞きに行かせるが、分からない。今度は医者のところへ行き尋ねると放屁、おならのことだと教えられる。
珍念は住職も知らないのに気づき、転失気とはおならのことですと住職に言うと、「そうだ、忘れるんじゃないぞ」と言われるに違いない。
それならばと、転失気とは盃のことだと住職に答える。住職は天に口と書くと呑むという字になる、酒を呑む器で「てんしき」、これからは来客の時に「盃をもて」と言わずに「てんしきをもて」と言うことにするからと言う。
翌日医者が見舞いに来た時に住職は、珍念に「三つ組のてんしきをもて」と命じて持ってこさせ、箱に入れてありますと医者に見せる。医者が蓋を開けると盃が出てくる、漢方医では放屁のことを「転失気」といいますが、寺方ではどういう訳で盃を「てんしき」と申しますのでと聞かれ、住職、「これが過ぎますとブウブウが出ますから」。
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春風亭昇太『壺算(つぼざん)』
二荷入りの水がめを買いたい主人公の吉公。しかし、この男は「黙っていた方が利口に見える」とまで言われるドジ。おかみさんに言われ、買い物上手と言う兄貴分の所へ協力を求めに訪れた。
そんな吉公の頼みを、快く引き受けた兄貴分。だが、瀬戸物屋を訪れた彼が目をつけたのはなぜか半分の一荷入りの水がめだった。このかめの値段は、本来三円と五十銭だったのだが、兄貴分は瀬戸物屋を太鼓持ちも顔負けの口調でおだて上げて五十銭値引きさせてしまった。
そして、何度も文句を言いかける吉公を制し、兄貴分は一荷入りを買い求めて店を出てしまう。吉公が「俺の買いたいのは二荷入りの壷」と文句を言うと、兄貴分は任せておけと言いなぜか瀬戸物屋へ引き返してしまった。
「実は手違いがあったんだよ。こいつの買いたかったのは二荷のかめなんだが、コイツが度忘れして一荷入りの水がめを買っちゃったんだ」瀬戸物屋に二荷入りの値段を訊くと、「さっきの一荷入りが三円五十銭ですから、二荷入りは丁度倍の七円…あれ?」
さっき五十銭値引きしたせいで、結局一円の開きが出てしまったのだ。がっかりする瀬戸物屋に、さっきの一荷入りを元値の三円で下取りさせる兄貴分。
「さっきの一荷入りを下取って三円、最初に渡した三円を足して六円」と言い、二荷入りを持って出て行こうとした。何かおかしいと思い、慌てて呼び止める瀬戸物屋。それに対して兄貴分はさっきと同じ話を繰り返した。
また慌てて呼び止める瀬戸物屋、とうとう堪忍袋の緒が切れた風を装い、兄貴分は「算盤使って確かめてみろ!」と一喝。言われたとおりに勘定してみると、確かに計算はあっているのだが手元を見るとやはり三円足りない。
とうとうパニックになった瀬戸物屋が「一荷入りも持って行ってください」。兄貴分が「二つもいらないんだ」と言うと、瀬戸物屋が大きな声で一言。「お金も返すから!」
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春風亭昇太『花筏(はないかだ)』
相撲の親方が、銚子の祭相撲に人気力士の花筏を出す契約をしたが、花筏が病気のため、顔付きが似ている提灯屋に、相撲は取らなくてもよいとの約束で代役を依頼した。
相撲は取らなくてもいいし、手間賃は一日1両、10日で10両出すという。その上、のみ放題食い放題、どっかとあぐらをかき、相撲を見ていればいいというのだからおいしい話。七兵衛もその気になった。
相撲の盛んな土地で、飛び入りで土地の者も大勢とっかかる中、際立って強いのが、千鳥ケ浜大五郎と名乗る網元のせがれ。プロを相手に六日間負けなしで、いよいよ明日が千秋楽。
こうなると勧進元が、どうしても大関花筏と取らせろと、きかない。病人だと断っても「宿で聞いてみたら、酒は一日二升、大飯は食らうし、色艶はいい、あんな病人はない」と言われれば、親方も返す言葉がなく、しぶしぶ承知してしまった。
恐がる提灯屋に、相手の体に触れたらすぐに倒れてしまえと、親方が知恵を付ける。
一方、千鳥ケ浜は親に呼ばれて、遺恨相撲で投げ殺されるから止めてくれと頼まれる。
仕切の最中、提灯屋は恐怖のあまり「南無阿弥陀仏」。これを聞いた千鳥ケ浜は「俺の為に念仏を唱えている、恐ろしい」とこちらも念仏。行司が思わず「お通夜だねまるで」
行司が軍配を反すと、無我夢中で突き出した提灯屋の指が立ち遅れた相手の目に入った。千鳥ケ浜は土俵際で倒れて尻餅をついている。観衆は、花筏の張り手はすごいねと関心する。
張り手が良い訳で提灯屋でございます。