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「第十回狸寄席2016秋」<夜の部>を楽しんできました [落語]

土曜日(11月5)ですが、「第十回狸寄席2016秋」<夜の部>を奥さんと楽しんできました。(#^^#)
 
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狸小路に常設の演芸場をつくりたいとスタートした「狸寄席」ですが、3周年で年に数回開催しているので、今回で10回目となる区切りの良い回数に達したそうです。

私は、今回が3回目の「狸寄席」になります。
 
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狸小路商店街のマスコット「だっこポン」ですが、あれ前回は「はっぴ」を着ていた「だっこポン」ですが、あれは狸まつりが開催されていたからなのか、普段は着物を着てないんですね。季節的に寒そうねー。
 
狸寄席の開催場所は、さっぽろ狸ぽんぽこ座(札幌市中央区南2西5・狸小路5丁目 札幌プラザ2・5)

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訪れたのは夜の部ですが、2部構成になっていて
 
【昼の部(小狸寄席)】13:00開演 料金/1,000円(前売・当日とも) 出演/社会人落語 夢カンパニー所属芸人ほか
【夜の部(狸寄席)】17:00開演 料金/2,500円(前売) 3,000円(当日) 出演/春風亭柳朝 柳家三之助 柳家小菊 オクラホマ
※昼・夜通し券もあります(3,000円)

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ここは札幌東宝プラザという映画館だった場所で、現存する札幌最古の映画館でしたが、平成23(2011)年8月31日映画館としての86年の歴史に幕を下ろしました。現在は、貸ホール「札幌プラザ2・5」(2階)、ライブハウス「メッセホール」(地下1階)となっているようです。

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ここステージに舞台袖が無いので、出演者は前方の観客席横から出てきて、草履(靴)を脱いで舞台へ上がる階段を登ってステージ登場します。
 
何か今年は落語に出かけてない気がしたので、ブログを確認してみると、今年は夏に開催された狸寄席に出かけただけでしたね。まあ、スケジュールが合わない事もありますが、今のマイブームってやつで、今は、落語は周期から外れているようです。

この日は、雪が雨に変わったので、折り畳みじゃない傘を持参してたのですが、長い傘の置き場を迷っていると・・・
 
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奥さんが、傘は前席に傘立てがついていると教えてくれました。傘立てが付いている座席なんて、なんともオシャレですよね。(#^.^#)
 
この狸寄席では、場内の飲食(含むアルコール)が可能でロビー販売されてます。奥さんはスパークリングワインで、私はシークワーサー&レモンに気になったもつ煮をチョイス!
 
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それにしてもシークワーサー&レモンが500円・・・高いというよりコップが小さすぎて飲んだ気しません。・"(>0<)"・
 
◆◆本日の演目◆◆
 
オクラホマ『漫才』
 
春風亭柳朝『明鳥(あけがらす)』
 
中入り
 
柳家小菊『欲曲』
 
柳家三之助『試し酒(ためしざけ)』

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漫才から始まり、落語を聞いて中入り、普段聞く機会がない三味線、トリの落語と、落語だけじゃない構成は、寄席気分を満喫できます。(^^♪
 
始まる前に、急いで生ビールを補充!

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◆◆演目(落語)のあらすじ◆◆ 
 
明鳥(あけがらす)。
 
異常なまでにまじめ一方と近所で評判の若旦那(今年十九)、息子が道楽者でも困るが、あまりに堅物すぎても心配なもので、そこで主人が思いついたのが、町内でも札付きの遊び人(二人)に、飲み食いなど費用を払うから息子を吉原(遊女屋)に連れてってもらう事を頼みます。
 
目的が吉原じゃ連れていけないので、「お稲荷様におこもりしましょう(祈願のため社寺にこもる)」と誘い出して、何とか大門を通り吉原に到着して、お茶屋の奥へ上げることに成功しますが、さすがに花魁(おいらん)を見て騙された事に気が付いた若旦那は帰ると騒ぎ出します・・・
 
こんなに早く帰ると、大門には見張りがいて人数をチェックしているので「入った時と人数が違う怪しいやつだ」と捕まえられると脅かすと、若旦那も諦めて花魁と一夜を共にします。翌朝、二人が帰る時間だと若旦那の部屋に行くと、若旦那は寝床から出てきません。それじゃ先に帰ると伝えると「あんたら先へ帰れろうとしても大門で捕まるよ」
 
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試し酒(ためしざけ)。
 
ある商家の主人のもとに、商売なじみの主人が下男(げなん)をしたがえ遊びに来た。二人は大酒飲みの話題で盛り上がると、連れてきた下男は大酒飲みなので五升は飲めると、そんなに飲めるはずがないとなり、それじゃ五升飲めるか賭けをする事になる。
 
早速、下男を呼び賭けをするから五升飲めるか確認すると「少しだけ考えるから待ってほしい」と言い残して表に出て行く。その間に酒の準備をして待つ二人のもとに下男が戻ってきて、さっそく賭けが始まり、一升、二升と、これは美味しい酒だと飲み始めます。せっかくの美味しい酒なので、今度は味わってゆっくり飲みたいと三升、四升と・・・
 
そんな飲めるはずがないと驚いていると、五升飲み干してしまった。賭けに負けて最後に気になったで、なんでそんなに酒が飲めるのか。さっき出て行った時に何か酒が飲める薬でもあったのか?「さすがに酒が好きでも五升も飲んだことがなかったので、表の酒屋で試しに五升飲んできました」
 
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◆オクラホマさんについて◆
 
オクラホマ、北海道を中心に活動しているローカルタレントのお笑いコンビ。CREATIVE OFFICE CUEに所属。
河野 真也(かわの しんや)、1980年3月9日生まれ、大阪府東大阪市出身。太っていて、眼鏡をかけている方。
藤尾 仁志(ふじお ひとし)、1979年1月6日生まれ、兵庫県姫路市出身。やせている方。いじられキャラ。
 
◆春風亭柳朝さんについて◆
 
春風亭柳朝(しゅんぷうてい りゅうちょう)、1970年8月28日生まれ、静岡県。
1994年08月、春風亭一朝に入門 前座名「朝吉(ちょうきち)」を名乗る
1998年11月、二つ目昇進。「朝之助」と改名
2007年03月、真打昇進 六代目「春風亭柳朝」を襲名
 
◆柳家小菊さんについて◆
 
柳家小菊(やなぎや こぎく)、東京都。
1973年、 柳家紫朝(鶴賀喜代太夫)に入門
1979年、(昭和54年) 新内師範
 
◆柳家三之助さんについて◆
 
柳家三之助(やなぎや さんのすけ)、1973年5月1日生まれ、千葉県銚子市出身。
1995年(平成7年)9月 10代目柳家小三治に入門
1996年(平成8年)5月 前座名「柳家小ざる」を名乗る
1999年(平成11年)11月 二つ目昇進「柳家三之助」と改名する。
2010年(平成22年)3月 真打昇進
 
◆狸寄席の会について◆
 
「狸小路に常設演芸場をつくる会」の通称で「狸寄席の会」ですが、人口200万人の大きなまちである札幌から常設の演芸場や寄席の灯が消えてから長い月日が経ち、生で気軽に落語などの演芸を鑑賞できる機会は減少しています。そこで「狸寄席の会」は。遠くない将来に、賑わいのある「狸小路」に常設の演芸場をつくり、和と笑いの文化を醸成することで、札幌のまちづくりに貢献したいと。そんな感じの会だそうです
 
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ちょっと飲み足りなくて、帰りは狸小路のイタリアンのお店に誘われるように立ち寄ってみました。
 
 

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