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道民ソールフード「角屋のやきそば」 [道民のオキテ]

道民のオキテ(法則)のグルメ編です。(#^^#)

先日、福岡から訪れた友人に、北海道に来たのでおススメな食べ物は何かと聞かれたので、普通の人はスープカレー店やラーメン店を紹介するのでしょうが、私は自信を持って「ソフトカツゲン」、「ビタミンカステーラ」そして「美唄のやきそば」をススメておきました。今考えるとディープな世界を紹介してしまったかもしれませんが、そんな友人は無時に「ソフトカツゲン」は飲んで帰ったそうで、残念ながら「美唄やきそば」は賞味期限が短くお土産には断念したそうです。

今回取り上げるのは、そんな友人にススメておきながら書いて無かった「美唄やきそば」です。

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美唄まで買いに行かなくても買う事が出来るのですが、今回は、札幌大通地下街の「きたキッチン」で買ってきました。(税別1袋120円)

「美唄やきそば」と表現してますが、正しい商品名は、有限会社角屋(美唄市西2条北1丁目2-3)の味付ゆで焼きそばとして売られている「角屋(かどや)のやきそば」です。味付ゆで焼きそばならフードコートや屋台、そしてスーパーの惣菜コーナーと何も珍しい調理済み食品じゃないのですが、袋詰めで売られているというのが、考えてみると他では見る事がありません。

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蒸した麺にあらかじめ薄味のソースがからめられており、野菜や肉などの具材は・・・いっさい入ってません。具材が入って無いというのも大胆な発想だと私は驚きましたが、正確には、紅ショウガが別パッケージで添付されていますので、具材に広い意味で該当するにかもしれません。

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そんな紅ショウガは刻みでは無く、大きめにスライスしている何とも素朴感が漂う紅ショウガです。多分、標準仕様は紅ショウガが一切れなんでしょうが、購入した1個には紅ショウガが2枚入ってました。こういうのはやはりラッキーなんですよね。(^^♪

これ販売開始はいつなんだろうと調べたのですが、創業から4年後の昭和45年に販売開始しと書かれているをネットで見つけたのですが、有限会社角屋は昭和31年に高橋製麺工場として創業しているので、4年後なら昭和35年?残念ながら正確な事は分かりませんでしたが、とりあえず半世紀の歴史ある商品である事は間違いありません。

美唄市の食・特産品といえば焼き鳥がありますが、角屋のやきそばもテレビ番組などで取り上げられ話題になり、美唄市の「なつかしフード」として人気を集めています。美唄といえば、炭坑のまちでしたが、炭坑の抗夫が仕事前の時間がないときなどに、空腹を満たすのに手軽に食べられる商品はないかと考え出したのが、この袋入焼きそばだと紹介されてます。

当然ですが、袋のまま食べ歩く事を前提としているはずなのですが、パッケージには「フライパンでいためてお召し上がりください」と書かれています・・・w( ̄o ̄)w オオー!

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まあ、この商品は、賞味期限が製造日より6日間で、要冷蔵(10℃以下)の保存ですから、「フライパンでいためて・・・」と説明にしなくては色々問題でもあるんでしょうか?

会社のHPの商品説明では「そのままでもフライパンで炒めても・・・」と書かれてますが、普通は、電子レンジでチンですよね。

とりあえずパッケージを開封して電子レンジでチンして頂きます。(^O^)/

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電子レンジでチンした際の問題点は、袋が熱くなり持つのに問題あります。奥さんは結局は、箸を使って食べてましたが、それじゃこの美唄やきそばの趣旨と合わないと思うので、私は袋を手で持ちハンバーガー同様に頂きました・・・

味は確かに普通の味付け焼きそばなんですが、箸を使って食べるのと違って、麺を固まりとして食べるので、おにぎりを食べてる感覚に近いかもしれません。

パッケージには「復刻版」と書かれ「美唄のなつかしフード」を意識していますが、私は美唄に住んだ事も無いので、これを食べた記憶も無く、懐かしさは何も湧いて来ないのですが、芦別という同じ炭坑町で暮らしていた事もあり、当時の美唄の炭坑夫が食べてたと聞くと、イメージが重なり、私の頭の中は違う意味で「なつかしい」と錯覚するのでした。

 


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