屋久島3日目、縄文杉トレッキング [お出かけ、旅先イベント]
屋久島へ3泊4日の「白谷雲水峡と縄文杉トレッキング」へ出掛けた3日目は、いよいよメインの縄文杉トレッキングです。(#^.^#)
奥さんが2年前に屋久島へトレッキングに行きたいと言ってから、山ガールデビューで登山を始めたのは、この屋久島でのトレッキングのためですから、この日が練習の成果が試される時なのです。雨の降る中での縄文杉トレッキングは、往復約22kmの行程を約10時間歩きます。雨降りの山歩きも一昨年の大雪山で、高原温泉の沼めぐりで経験しているのでバッチリですからね。
午前4時10分の日の出前に、屋久島ガイド協会のガイド(Kさん若い女性)さんが、車で迎えに来てくれて出発です。
ホテルから車で約20分程度にある屋久杉自然館に向かい、そこから荒川登山バスを利用して、荒川登山口に向かいます。
05:00、始発の荒川登山バス(往復1740円)で、荒川登山口に向かいます。
05:30、荒川登山口に到着。
まずは、小屋の中で、朝食を済ませる事に・・・ホテルで用意して頂いた朝食です。これから登山なのに想像以上にオシャレな朝食でした。(^^♪
行程は、荒川登山口から出発して、トロッコ道(かつて杉の搬出に使われた)を約2/3,そこから残りの約1/3が登山になり、ウィルソン株などの巨木が現れる原生林。さらに奥に進むと、最後に森の主のような縄文杉との出会いが待っているってコースです。
トロッコ道は廃線跡なのかと思ったら現役で、月に一度とかの感じで、トロッコ道の終点である大株歩道入口にあるトイレの汚水を搬出するのに動くそうです。
06:00、トイレを済ませて、雨の中を傘をさしての出発。
この石肌を見ると、屋久島の森は石が地面である事が分かります。
これに苔や木の根が張り付いて森になるなんて凄いです。
トロッコ道の線路を歩くのは、鉄道ファンとしては嬉しいです。川を渡るのは、枕木の間から下が見えてドキドキ感もありワクワクです。(^^♪
トロッコ道といっても、歩きにくい枕木を歩くのは前半だけで、多くは、木道が敷かれ歩きやすかったです。
07:10、小杉谷集落跡のあずまやで、雨を避けての小休止。
07:15、再出発。石垣跡が、集落跡を感じさせます。
07:50、バイオトイレのある場所で小休止。
冒頭のフィギュアの写真は、この辺りで雨が小降りになったので撮影しました。
08:05、三代杉。
切り株の上に新たな気が生えて二代杉、三代は更にその上に生えたと凄いのですが、写真じゃ分からないので、横にあった説明図も撮ってみました。
08:35、小休止のついでに、せっかくのトロッコ道なので、線路の記念写真を・・・
トロッコの牽引機を前後入れ替えるための引き込み線です。
ポイントのレバーも撮影しないとね。(^_-)-☆
09:15、トロッコ道の終点で、大株歩道入口です。
こおから縄文杉の往復4時間がトイレなしになるので、トイレタイムです。
小休止の間に記念撮影タイムです。雨に濡れた感じが撮れた気がします。
ここから登山になりますが、道は木道の階段が整備されてます。
10:00、ウィルソン株
◆推定樹齢 3000年、胸高囲 13.8m、標高 1020m
伐採された巨大な切り株で、周りの杉は現在でも生き続けているそうで、ここが有名になったのは、空洞になった切り株の中に入り、ある場所から見上げると切り口がハート形に見えるのです。(^^♪
11:00、雨が小降りの間に、ちょっと早めの昼食。
今日は、どんなホテルのお弁当かと開けてみると、自分で海苔を巻いてって事なのか、白いお結びで、昨日同様にしっかりと握らてました。
11:25、大王杉。縄文杉が発見されるまでは最大の屋久杉と言われていた杉。
◆推定樹齢 3000年、胸高囲 11.1m、標高 1,200m
けっこう急な登りの階段です。
11:30、ここから世界自然遺産地域に入ります。えっ?いままでは違ったのね。
夫婦杉。
◆推定樹齢 2000年(夫)/1500年(妻)、胸高囲 10.9m(夫)/5.8m(妻)、標高 1220m
夫婦仲良く手を取り合っているように、上部約10mの所で結ばれている2本の屋久杉。
これもりっぱな屋久杉・・・パワーを頂きます。
12:00、いよいよ縄文杉に対面ですから、ギリギリまで上を見ないで、感動を取って歩きます。
縄文杉。標高1300mに位置し、昭和41年に紹介されて注目を浴びた、屋久杉の中で最大級とされるもの。
◆推定樹齢 6300~7200年、胸高囲 16.4m、標高 1300m
縄文杉の断面の大きさは、ちょうど、この展望デッキと同じ大きさなのです。
上のデッキからはもう少し接近できるようなので、あまりの大きさで全容が撮影出来なく、立派な胴回りを撮影・・・
縄文杉に出会う瞬間を動画撮影しました。
12:17、下山です。
感動の後に待っているのは、ここから約5時間を要して戻るとなると気が重たくなります。(;´д`)トホホ
ここの湧水が、縄文杉に一番近いので、飲料水を入れ替える事に・・・美味しいかって、そりゃ疲れている体には、染みわたる美味しさでした。
14:00、大株歩道入口まで戻ってきました。
ここでトイレタイムの後は、トロッコ道をひたすら戻る事になります。
おー!猿との遭遇です。
15:20、バイオトイレを通過。
16:00、残りの約1時間が土砂降りに遭遇・・・
枕木も水に埋もれてしまい洪水状態です。カメラのレンズも曇って、タオルで拭きながらの撮影ですが、そんなタオルもベチョベチョ・・・
普通なら線路下の地面が水で削られ、枕木も崩壊しそうですが、やはり地面が石というのが保ってる理由なんでしょうか?
16:50、荒川登山口に予定通りに戻り、17:00発の荒川登山バスに乗ることが出来ました。
その後、ホテルに戻り、温泉で体を癒やした後は、3回目の夕食です。今回は、屋久膳会席です。
食前酒に自家製いわき梅酒が出て、小鉢と前菜の盛り合わせ、旭蟹塩蒸し、吸物(鯛の潮汁)、御造り(本場枕崎産鰹のタタキ)
上記写真の右上が「旭蟹塩蒸し」ですが、蒸す前から赤いカニだそうで、初めてそんなカニの存在を知りました。
鹿児島黒豚の豚骨煮、ムツアラの杉板焼き、海老の黄身揚げ、御飯、香り物、磯のり吸物。
この夜が、屋久島いわさきホテルの三泊目になりますが、翌日の屋久島最終日は天気が良い感じなので、レンタカーで屋久島を一周巡ります。