映画「NORIN TEN～稲塚権次郎物語」を観る

週末の金曜日の夜に奥さんと、イオンシネマ江別に映画「NORIN TEN～稲塚権次郎物語」を観に行って来ました。(#^^#)

この映画「NORIN TEN～稲塚権次郎物語」は、我がまち江別の特産でもある小麦「ハルユタカ」をはじめとする世界の多くの小麦の源守となった「農林10号」の開発者「稲塚権次郎（1897～1988年）」の半生を描いた物語です。

監督は稲塚権次郎の遠い親類に当たる北海道苫小牧市出身の稲塚秀孝さんです。

ストーリー

何度か登場するシーンが、90歳近くなっても三輪バイクで町を走る稲塚権次郎（仲代達矢）の姿だです。そんな権次郎の晩年を演じるのが、2015年度の文化勲章を受賞した仲代達矢さんですが、物語の題名でもある「農林10号」などの研究開発時代を演じるのは松崎謙二さんです。

 

 

権次郎は、明治末期に富山の貧しい農家の長男として生まれますが、富山県立農学校を首席で卒業。育種家の道を邁進し、東京帝国大学農学実科に進学。大正7年農商務省に入ります。秋田県農事試験場陸羽支場（大曲）に配属。「コシヒカリ」の基となる「水稲農林1号」の育種に取り組みます。その頃に生涯の伴侶となる佐藤イトと出会いふるさとで祝言をあげるのですが、目前に迫ってた稲の研究成果は新潟農事試験場の並川に受け継がれ、権次郎は、突然岩手県農事試験場へ転勤を命じられます。

稲の育種の機会を奪われ失意に沈む権次郎でしたが、小麦増産が国家的プロジェクトであると知らされ次々と小麦の新種を開発。昭和10年遂に「小麦農林10号＝NORINTEN」が完成するのです。そんな80年前に育種した「小麦農林10号」は、いまや世界の小麦の70％の基となったのですが、物語は辛い戦争の時代に入り、昭和13年、権次郎は華北産業科学研究所（北京）に異動。昭和22年秋にやっと中国から帰国。権次郎は育種家の道を諦める事になるのでした・・・

映画「NORIN TEN～稲塚権次郎物語」は、9月19日から東京で公開。道内では9月26日からディノスシネマズ札幌とイオンシネマ江別で、2週間の予定で上映されたのですが、イオンシネマ江別だけは、「ハルユタカ」などの小麦の源守であったり、江別もロケ地になったりした関係だったためでしょうか？関心が高く、何と計3回（3週間）の上映期間延長により、10月30日の終幕となったそうです。10月31日からはシネマトーラス（苫小牧）で上映するそうです。

そんな新聞記事を読んだもので、奥さんを誘って終幕日のイオンシネマ江部に行く事にしたのです。(#^^#)

 

 

早速、MeMO Pad 7にインストールしたイオンシネマ公式アプリで上映時間を確認すると、選択の余地が無い19時上映1回限りでした・・・w(￣o￣)w ｵｵｰ!

いつもなら混雑しない映画館なので窓口でチケットを買うのですが、せっかくのアプリですから続けてチケット購入します。

 

「夫婦50割引」で2人分2200円でチケット購入です。この時だけは年齢に感謝ですね。(^^♪

さて席の予約ですが・・・

予約済みは何と3席のみです。(￣▽￣;)!!　席を何処にするか？選び放題で迷いますが、小さなスクリーンなので、後方席の中央通路となりを2席予約しました。

劇場のチケット発券機にQRコードをかざし発券可能になったと書いてあったので、せっかくですから試す事に・・・

 

 

しかし、いくらサイト内を確認しても肝心なQRコードを表示させるというか受け取る方法が分かりません。(ﾒ・ん・)？

と、諦めた時です。届いてた「e席リザーブ完了通知」のメールを何気なく開いてみると・・・

メールでQRコードが届いてました。私が勝手に勘違いしてサイト上でQRコードを取得すると思ってただけでした。(；´д｀)トホホ

そんな私の様子を見ていた奥さんは「いつもの江別の映画館なんだから、上映直前に行ったって席は好きな場所が買えるのに・・・」と、冷ややかな反応だった事は言うまでもありません。

ちょっと気になってたのが、終幕に合わせて、監督の稲塚秀孝さんが舞台挨拶されると新聞に載ってましたが、観客が数人だったらと心配だったのです。

結果は、30数名埋まりホッとしたのですが、一見すると観客はサクラなのかとも思いましたが、監督が「今回、初めて観る方？」と質問すると、私たちを含めて大半が初めての観客でしたから、新聞効果だったようです。

江別でのロケは八幡で2日間行われたそうで、映画の最終場面のシーンで、小麦の品種改良に取り組む女性の育種家が、農家の若者に権次郎の功績を伝える2分弱のシーンです。