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道民ソールフード「イクラの醤油漬けは自宅でつくる」 [道民のオキテ]

私のブログでも秋になると「季節を感じる」の話題で、登場するのが「イクラ(いくら)の醤油漬け」ですが、今回は、道民のオキテ(法則)のグルメ編で登場です。と言っても書く内容は変わり無く、単にイクラの醤油漬けをつくりましたって内容です。(#^^#)

9月になると新聞の折り込みチラシには、スーパーの生筋子(鮭)が載り始めます。

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そんなチラシを見て奥さんと「そろそろかな?」と、イクラの醤油漬けをつくるのに生筋子を買うタイミングで盛り上がります。何がそろそろかって単に値段が安くなり買うタイミングかどうかって事です。土日のチラシで少し悩んでここは保留・・・
 
すると火曜市で「売り切れ御免!」の見出しです。北海道産でこの値段は買いだよねっと決定!
 
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イクラの語源はロシア語に由来して、ロシア語では魚の卵、小さく粒々のものを意味するそうで、日本でいう「イクラ」は「クラースナヤ・イクラ(赤い卵)」を語源としているそうです。ロシアでは魚の卵は基本的に全て「イクラ」と呼ばれるので、大きさも色も異なるあの「キャビア」も「チョールナヤ・イクラ(黒いイクラ)」だそうです。

日本では卵を一粒ずつ分離したものを「イクラ」といい、分離していないものを「筋子」といいますから、スーパーで買って来たのは「生筋子」なんですね。

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お一人2パック買えるので、奥さんと合わせて4パック買って来ました。1パック約450~460gですから合計すると約1.8kgです。ちょっと買い過ぎた気もしますが、北海道人はドーンと「生筋子」を買って、家庭で「イクラ」をつくるのが定番なのです。

イクラをつくるには、まず筋子をバラさなくてはなりません。

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バラす時には海水より濃い塩水(我が家はぬるま湯)を使いますが、塩水が粒が硬くなるのを防ぐといわれています。

この季節になるとホームセンターには、筋子をバラし用の専用網が売ってるとかって聞きますが、私は、ぬるま湯の塩水に筋子を入れて、気長に手でほぐします。力加減で卵が潰れるなんていわれますが、結構、大胆に手でほぐしますが、そう簡単に卵が潰れる事なんか無いので気にした事ありません。

北海道のオキテ本にも「イクラの醤油漬け」が書かれているのがあるのですが、使い古したバトミントンやテニスのラケットも網の代用になり、筋子をバラすのに使ってるなんて書かれてますが・・・

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テニスラケットのガットは網目が広いので、バトミントンラケットの方がちょうどいい・・・って、そういう問題じゃ無く、ラケットを使って筋子をバラしているなんて、ウケ狙いの話しじゃないの?

何度か水を入れ替えて綺麗な水になれば、筋子のバラし工程完了です。(^O^)/

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今回はいつもより少し量が多くて苦労したかも・・・

ザルにイクラを移し替えて、塩を少々振りかけて混ぜたなら水切りで、約1時間程度置いておきます。

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その間に、醤油、酒、みりんでタレを準備しますが、この分量のバランスやタレの味付けが家庭で異なるので、イクラの醤油漬けも家庭の味なのかも知れませんね。

私は酒を何にしようかと、毎回違う酒を使ってるのですが、これも遊び心で楽しみのひとつです。過去のブログを確認しても、飛騨の蓬莱(ほうらい)、純米吟醸神仙沼(しんせんぬま)が登場してました。今年も数日前まで、旭岳温泉で買って来た国士無双 虚空(こくう)があったのですが・・・飲んでしまい残ってません。(-_-;)

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奥さんは酒が無いなら「料理酒でいいんじゃないの」なんていいますが、酒が無いならと買って来ました。今回は我がまち江別の地酒である「瑞穂(みずほ)のしずく」の登場です。

水切りを終えたイクラをボールに移して、タレにひたせば初日の工程は完了です。

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後は、冷蔵庫に一晩寝かせれば、翌朝にはイクラの醤油漬けの完成です。(^_-)-☆
 
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大正時代に日本へイクラの食べ方が紹介されたときには、長期保存を目的とした保存食だったので、塩漬けだったようですが、その後、美味しいものという事で、甘口の醤油漬けが多くなったようです。
 
これだけの量ですから姪っ子にもあげるのですが、 醤油漬けは保存できないので、小瓶に移して冷凍庫で保存しますが、一番美味しいのは、出来上がったばかりの今ですよね。早速、朝から炊き立て御飯を酢飯にして、タップリのイクラをのせてたべるイクラ丼が祝福の時なんですが・・・

えっ!朝はパンなので御飯を焚いてない?ガーン!楽しみは晩御飯という事で・・・


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