道民ソールフード「月寒あんぱん」

道民のオキテ（法則）のグルメ編です。(#^^#)

前回の「甘納豆入り赤飯」に続いての道民ソールフードですが、今日は、懐かしい味を感じる「月寒あんぱん」です。

株式会社ほんまの商品ですが、総本店は「月寒（つきさむ）あんぱん」って商品名の通り札幌市豊平区月寒にあります。大通ビッセ1階やマルヤマクラス1階なんてオシャレなショップありますが、スーパー、コンビニ、キヨスク、土産店など、色んな場所で売られています。年間の販売個数が約600万個だそうですからロングセラーのヒット商品です。(^_-)-☆

「株式会社ほんま」の創業は、1906（明治39）年ですから、来年で創業110年を迎えますが、材料の種類から、製法、包装デザインまで創業と変わってないそうです。冒頭写真が、北海道十勝産小豆のこしあんを薄皮で包んだロングセラー「元祖 月寒あんぱん」です。

そして、ちょっと食べやすい 「月寒あんぱんスティック」もブログ用に購入してみました。

我がまち江別の町村農場の練乳使用の「いちごミルク」味です。(#^^#)

1906（明治39）年に「株式会社ほんま」の前身の「大原屋本間商店」を、本間社長の祖父の兄に当たる故・本間与三郎氏が開業したそうで、そに頃から看板商品は「月寒あんぱん」だったそうで、当時は1個1銭だったそうで、現在の貨幣価値に換算すると200円ほどになります。現在は、月寒あんぱん（125円税別）、ステックいちご（150円税別）でした。

名前が「あんぱん」なのに見た目は、どう見たって「まんじゅう」ですよね。初めて見た（食べた）時には、誰もが「これが、あんぱんなの？」って感じたと思います。

戦前、月寒地区では7～8店がこのあんぱんを作ってたそうで、大沼甚三郎という菓子店主が、東京・銀座の木村屋総本店ではやっていた「桜あんぱん」のうわさを聞きつけて、現物を見ずに想像を巡らせて作り上げたのが始まりと言われており、大沼氏から作り方を習った人達が次々と菓子店を開いたそうですが、本間与三郎氏もその中のひとりだったそうです。木村屋総本店ですが、明治8年に明治天皇に献上した事が、あんぱんを世に広めるきっかけになったそうで、現在の商品である「あんぱん」をネットで確認しますと、こちらは見た目も間違い無く「あんぱん」です。現物を見てたら今の「月寒あんぱん」は存在しなかったんですね。

こんがりと焼き色が付いた薄皮の中に、こしあんがびっしり詰まっています。今回はスティック味を「いちごミルク」にしましたが、スティックタイプは形だけの違いです。

月寒地区には旧陸軍北部軍の司令部が置かれ、道内最大の軍隊、陸軍歩兵第25連隊が置かれていました。1911（明治44）年、第25連隊と住民が協力して月寒から平岸に抜ける道路（全長2.6kmを僅か4ケ月で完成）を造る際、豊平町が軍に感謝を込めて毎日ひとりに5個のあんぱんを提供したそうで、あんぱんを頬ばりながら造られた道路は愛称を込めて「アンパン道路」と呼ばれてるそうです。

そんな歴史の話から変わって、北海道札幌市のハートビットが発信するご当地アンデット系アイドル「フランチェスカ」って知ってますか？

私の守備範囲外で知りませんでしたが、北海道＋萌えキャラです。そんな北海道のご当地アイドル、フランチェスカと月寒あんぱんのコラボレーションミニあんぱんも買ってみました。（＾┰＾；）ゞ

ミニサイズの月寒あんぱんが3個入っています。

ミニといっても、そりゃ元祖「月寒あんぱん」と比べたら小さめですが、饅頭と思えば十分なボリュームあります。

中身を出した後の箱の内側のイラストが可愛くて・・・

 

最近、何となく萌えキャラ世界を素直に受け入れているようで心配なんです。ブログ用に撮影が終わっても、この箱をゴミとして捨てる事が出来ずに現在も手元に残ってます。Σ(ﾟдﾟlll)

メモリアルトレーディングカード付で、カードは全5種類の内いずれか1種類が入っています（ランダム封入）。

どっちがカードの表裏なのかは分かりませんが、両面のイラストを載せる事にします。

作り方は、昔も今も何特別なことはせずに変わらないシンプルなままだそうですが、萌えキャラとのコラボも、懐かしい味を絶やさずに守る為のひとつなんでしょうね。

途中の話に出て来た「アンパン道路」ですが、「アンパン道路碑」なんかもあるようなので、そのうち探訪して期待と思います。その際には、月寒あんぱん総本店に寄って「月寒あんぱん」を買って食べ歩きしないと駄目ですね。