SSブログ

道民ソールフード「赤飯には甘納豆でしょ」 [道民のオキテ]

道民のオキテ(法則)のグルメ編です。(#^^#)

日本全国で赤飯に入れるのは、小豆(ササゲもある)が一般的なんでしょうが、北海道で赤飯といえば、甘納豆を入れたものを食紅で着色する甘い赤飯です。

DSC_9353.JPG

今回のブログ用に近所のマックスバリューで買って来ましたが、「甘納豆入りの赤飯」なら普通にスーパーで販売されています。

ラベルに「赤飯 甘納豆」と書いているのがウケます。(#^^#)

DSC_9354.JPG

「赤飯(小)甘納豆」の(小)は、商品のサイズを示していて、ここでは倍の量である(大)も販売してました。

この日は、「赤飯 甘納豆」しか販売されてませんでしたが、「赤飯 小豆」という商品も販売されてます。そりゃそうですよね。冒頭に「北海道で赤飯といえば、甘納豆を入れたものを食紅で着色する甘い赤飯」なんて断言する用に書きましたが、道民なら赤飯に甘納豆を理解してくれると思うのですが、多分それって年齢的には高い人で、今じゃ赤飯には小豆ってのが多いんじゃないかと勝手に想像しています・・・w( ̄o ̄)w オオー!

実は私も「甘納豆入りの赤飯」を食べたのは久しぶり(最後がいつか定かでない)なんです。奥さんとは時々北海道文化の違いを感じますが、その一つが赤飯で、奥さんは小豆なんです。頭の中では小豆が一般的だと分かっていても、今でも小豆入りの赤飯を見ると、心の中では「赤飯には甘納豆でしょ」と思わず叫んでいます。・"(>0<)"・

ちょっと話は脱線しますが、「~しょ」は北海道弁で、念を押したり同意を求めたりするのに使われます。といっても普段はわかりやすく「~でしょう」って、標準語ぽく使うかなぁ?類似語に「~だべ(さ)」なんてのもありますが、さすがに理解しても「~だべ」は使いませんね。という事で、「赤飯には甘納豆でしょ」は、これを読んでる道民に同意を求めている意味を込めているのです。

DSC_9358.JPG

そんな分けで、初めて小豆入りの赤飯を食べた時には、「なんじゃこりゃ」って驚きでした。赤飯が甘くないのです。甘くて美味しい甘納豆が入ってなく、甘くも無い小豆に違和感を感じて思わず横に避けて食べたような記憶あります。(相当に大げさな記憶かも?)

甘納豆入りの赤飯が広まったのは、郷土料理の第一人者でもあった北海道光塩学園女子短期大学の初代学長「南部明子氏」が、「甘いものであれば子供たちが喜ぶ」と考案したそうです。小豆で本格的な赤飯を炊くのは、あれこれ準備が大変なので、簡単にできる赤飯として食紅で色を付け、甘納豆を使うことを考え出したところ、昭和20~30年頃から北海道に広まったそうです。甘いものがごちそうとされていた時代も受け入れられた背景でしょうが、古い慣習や伝統にとらわれない北海道だから受け入れられた。時代の最高傑作ですね。

甘納豆入りといえば、以前に道民ソールフード「ようかんパン」と「豆パン」を書きましたが・・・

DSC_9359.JPG

「豆パン」の甘納豆と通じる部分があると思います。私なんかは北海道生まれの北海道育ちですから、北海道DNAが甘納豆を素直に受け入れてるんじゃないかと思うのです。もしかして私のコレステロ-ルと中性脂肪が高いのは、甘納豆DNAが原因ですか?(笑)

「豆パン」の時に、石川県にも甘納豆を用いた豆パンがあると書きましたが、今回知ったのですが、「甘納豆入り赤飯」は、同じく石川県と青森県の一部でも販売されているそうです。いつか機会があれば石川県で「豆パン」と「赤飯」チェックしてみたいですね。

今回は、ブログの撮影用に、「甘納豆入り赤飯」と「豆パン」を購入しましたが・・・

DSC_9362.JPG

当然ですが、撮影後の私の昼食になりました。久しぶりの「甘納豆入り赤飯」・・・美味しかったです。(^^♪

ちなみに「豆パン」と「甘納豆入り赤飯」では、味は全く異なります。「甘納豆入り赤飯」を甘いと表現しましたが、たっぷりのゴマ塩がふりかけてあるのと、付け合わせの紅ショウガにより、甘納豆の甘さとゴマ塩&紅ショウガのしょっぱさが絶妙でして、甘さとしょっぱさのコラボレーションです。私は自信を持っておススメします。

 


nice!(15) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 15