大雪高原沼めぐり、ぬかるみ道でしたが素晴らしい紅葉の景観です [夏山登山&スノーシュー]
層雲峡温泉の初日は黒岳~北海岳へ登り冠雪に感激して、温泉で余韻を味わいながら一泊しましたが、今回は、翌日(9月22日)の「大雪高原沼めぐり」の話です。
事前に紅葉シーズンは、銀泉台線(9月12日~23日)・高原温泉線(9月20日~28日)「紅葉期の車両交通規制」により、マイカーの乗り入れを規制している事は、ネットで調べて知っていたので、とりあえず「大雪レイクサイト」にある臨時駐車場へ向かいます。
700台駐車可能との事ですが、既に相当数の車が止まってます。車を誘導されるまま奥の方に駐車して、入口にあるシャトルバス乗り場に向かいます。
入口の小屋で協力金200円(車一台)を支払うと、「登山コース」説明書を頂けました。どちらに行きますかと聞かれたので、「高原温泉」と伝えたのですが、時間があれば両方行きたいので、「銀泉台」の説明書も頂きます。
ちょうど、どちらも9時発のバスがあり間に合います。少し悩みながらも「高原温泉」行きのシャトルバスに乗ります。見た感じ「高原温泉」の方が人気で座席は全て埋まりました。
こんな風に書いてますが、ほとんど事前に調べてないので、「銀泉台」も「高原温泉」共にどんな場所なのか理解していないのです。
とりあえず、北海岳で山の冠雪に感激したので、それを超える感動は山か沼か?山肌の紅葉より、沼に映る紅葉がいいんじゃないかと、まあ時間が余れば戻ってきて「銀泉台」を見に行ってもいいよね等と、奥さんと安易な予想をしていたのです。
バスの中で「登山コース」を読むと「高原沼めぐり」って、登山届けを書いて一周3時間30分程度(立ち止まり時間を考慮)だそうです。そして「銀泉台」は、もし赤岳まで登ると片道3時間・・・赤岳まで行かないにしても第二花園で往復3時間です。イメージ的には「高原温泉」で正解なようですが、どうも安易に考えていたかもと、何となく気が付き始めました・・・w( ̄o ̄)w オオー!
バスの発車時刻は迫ってますが、ちょっと情報収集にバスを降りてみると、高原温泉では雨が降ってるとの情報が入りました。軽いハイキング気分だったので、靴こそ登山靴ですが、ジャンバーを着てペットボトルを持参しているだけです。いやな予感がしたので、大急ぎで車に戻り、リュックにカッパ上下とスパッツを入れて戻ります。この判断は後に大正解でした。
バスは約25分要して狭い道を走り、高原温泉へ到着したのですが、なんと!外はドシャ降りです。( ̄▽ ̄;)!!
とりあえずバスを降りて、みんな走って「ヒグマ情報センター」に向かいますが、既にセンター内は満杯状態で入る事が出来ませんし、人があふれて軒下すら使えません。見ると「大雪高原山荘」の軒下が雨宿り出来そうなので、そちらを使わせてもらう事にしました。
ドシャ降りの様子を撮影しましたが、この写真じゃ全く伝わりませんね。写真に写ってる建物が「ヒグマ情報センター」です。
とりあえずカッパを着て(奥さんにも直前でカッパを購入したのですが、まさか着る事になるとはね)、泥対策にスパッツを装着していると、雨に中を次々に入山して行く様子が確認できます。それじゃ!私たちも行きますか・・・
9時40分、私たちも入山する事にして。「ヒグマ情報センター」で登山届を記入して入山します。帰りは「大雪高原山荘」で日帰り入浴ですね。(#^^#)
カッパを持参しないで気軽にバスに乗って、ここまで来た人たちは途方に暮れてる様子ですが、私もカッパを取りに戻ってなければ断念でしたね。
ここ「高原沼めぐり」のコースですが、一帯に数頭のヒグマが生息しているので、様々な登山規制が行われれおり、ヒグマの出没状況でコース一周は不可となるようですが、今回は一周可との事なので、届け出は「一周」にしました。入山時間は、午前7時から午後1時まで、そして下山時間は午後3時までと制限されています。
もしも、ヒグマに出会っても・・・
ヒグマに近づかない!もしも、ヒグマに出会っても走ってはいけません!当然ですが、ヒグマに挑んでもいけません!
10時00分、ヤンベタップ川を渡ります。
この先にヤンベ湿原分岐がありますが、分岐では時計廻り(左廻り)コースしか通行できません。
右回りコースは「ヒグマが出没するので立ち入らないように」との事で入れません。
こんなコース状況を書いてますが、この時点ではドシャ降りの中で「登山コース」の説明書を見る事も出来ず、何も分からないまま、単に道なりに歩いているだけです。
10時23分、土俵沼に到着したのですが、なんと沼に到着する直前に雨が止み青空になりました。これも日頃の行いの賜物なんでしょう!なんてね。
さっきまでの雨がウソの様です。(^_-)-☆
この先は、コース説明というよりは、各沼の紅葉の景観をパタパタと時系列に写真を貼ってみたいと思います。次々と出現する沼と紅葉の景観は素晴らしいです。
10時31分、バショウ沼
10時33分、滝見沼
10時38分、緑沼
ちなみに道は、ぬかるみのコースで、登山靴にスパッツ装着してますが、今度訪れる機会あれば、長い長靴ですね。
10時54分、湯ノ沼
11時10分、鴨沼
11時13分、エゾ沼
11時18分、武部沼
11時25分、大学沼
11時39分、高原沼
ここ高原沼で折り返す人が多いです。この先にある沼は、空沼だけで道も沼の散策から登山の様相になります。
11時56分、高原温泉から4.0km地点で、残り高原温泉まで2.9kmです。
先程の高原沼辺りが一周の中間辺りだったようです。
12時4分、空沼
今、考えると、ここ空沼で折り返すというのもありだったと思います。多分、今度、訪れる機会があれば、ここで折り返します。
ここから完全に登山となりました。道が険しいというより、ぬかるみで・・・
巨大な水溜りに遭遇すると奥さんに注意を促しながら・・・何かを期待してカメラを向けてしまうのです。(^┰^;)ゞ
12時29分、ヤンベタップ川(沢)にそって、一気に高度を下げますが、靴底は泥まみれなので、石で足を滑らさないように要注意です。
12時52分、左下に蒸気が見えるとヤンベ温泉
12時56分、一瞬、行き止まりのロープが張られてたので、道を間違えたかと焦りましたが、最初に通ったヤンベ湿原分岐に戻って来ました。
先程の行き止まりロープが、行きに見た「ヒグマが出没するので立ち入らないように」のロープだったんですね。
私は、現在の位置もコース状況み理解できました。あえて右回りコースに侵入しない対策としてロープを張ってたんですね。そんな状況を理解できないようで、奥さんは「・・・」なのです。2回程、説明しましたが、通じたのか?これ以上説明すると喧嘩になるので、先に進みます。(;´д`)トホホ
12時57分、ヤンベタップ川を渡ります。
奥さんとしては、行きに通った道である事は理解しているようで、どうも記憶にある道を通る事が、また沼の方に戻ってるんじゃないかと思っているようです。
13時18分、「ヒグマ情報センター」に戻って来ました。
後で分かりましたが「大雪高原山荘」近くに靴洗い場があったようですが、分からなかったので、川で泥を落としました。
「大雪高原山荘」で日帰り入浴するか迷ったのですが、ちょうど13時30分発のシャトルバスがあったので、まっすぐ戻る事にしました。当然ですが、朝の時点では時間があれば「銀泉台」なんて思ってましたが、とっくにそんな気分はありません。(-_-;)
さらに正解だったのは、駐車場に到着して少しすると、またまたドシャ降りです。
日帰り入浴に立ち寄ってたら、何処かでドシャ降りに遭遇してました。直帰して正解でしたね。
最後に「沼めぐり」の動画です。
以上、大雪高原沼めぐりでしたが、もし次回訪れる機会があれば、長い長靴持参と、カメラは一眼レフ(広角)を持参したいですね。前日の冠雪の山も、紅葉の沼も重たくとも一眼レフを持参する価値がある景観だと思います。