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ナナカマドの実を食べる鳥たち [江別カルタ&江別探訪]

何か江別探訪は、私の思い付いた一つのテーマを追ってみようと始めたのですが、どうしてもテーマが江別カルタの句と重複してしまいます。もしかして、ブログのマイカテゴリーも江別探訪ではなく、江別カルタの方がテーマを考える必要がなくて良かったかな?なんて思いながら書いています。

江別カルタに「ナナカマド 赤い実のなる 江別の木」という句があります。

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ナナカマドは雪が降る前に赤い実を付けるのですが、やはり綺麗だと感じるのは枝に雪が付いて、赤い実と白い雪の色合いを見せてくれる時期ですよね。

そこで、今回は、ナナカマドの実を食べる鳥たちと題名を書きましたが、それは結果の話であり、本当は近所の街路樹に植えられているナナカマドを撮影しようと思いまして、単にカメラを持って、ちょっと出ただけだったのです。撮影の時点でナナカマドを撮って、それがテーマとして展開するか分からなかったのですが、結果として展開出来ましたね。(^┰^;)ゞ

撮影の日の話に戻します。最初に撮影したのは2月12日ですから、既に何日も経過しています。

その日は、とりあえず機材は、Nikon D300SにSIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACROを取り付けたのですが、一応、ちょっと望遠が欲しい事も発生するかもしれないので、ポケットにSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DCを入れて、軽い気分で、パパッと撮影して直ぐに戻る感じだったのです。

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ちょうど前日に雪も降った関係で歩道沿いの雪の壁と街路樹もいい感じ出しています。枝にもいい感じで雪が付いています。そして、ナナカマドも期待通りに雪を被って赤い実が綺麗です。(^^♪

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晴天の日でしたからバックもブルーでイメージ通りの写真が撮影出来ました。(^^♪

江別の市の木は「ナナカマド」なんです。多分、上の写真の様に取り札にすると綺麗な写真になるので、江別カルタの句にも採用されたんでしょうね。(私は途中から参加しているので、全ての句の決定シーンには関わっていないのです)

ナナカマドは、バラ科で山地に自生する落葉樹です。「安全」、「慎重」、「忍耐」を象徴するこの木は、市民憲章にうたわれる健康でたのしい家庭を築き、風雪に耐えたくましく前進する江別市民であることを願い、1971(昭和46)年に江別市の市の木と制定されたそうです。

ナナカマドの実って不思議に感じませんか?秋から翌春まで長い期間実を付けています。普通なら赤い実になったら、当然、熟して時間とともに腐って落ちますよね。でも結構な長い期間赤い実を付けてくれています。

江別カルタの「ナナカマド 赤い実のなる 江別の木」解説書のページを見ると、市の木の説明後半に、「・・・市内の街路樹には、ナナカマドが多く植えられ、真っ赤な実を付け、多くの野鳥が群れている」と書かれています。確かに、真っ赤な実を付けている様子を見ると、多くの野鳥のエサになるような気がするのですが、意外に味はイマイチとの事で、初冬の時期にナナカマドに群れる鳥を見る事はありません。今頃でしょうかね。食べる物が無くなり最後に辿り着くエサがナナカマドで、好んでというよりは、最後の非常食で、仕方なくって印象に私には見えます。美味しければ鳥たちに食べられて赤い実も秋のうちに短時間で無くなりますよね。(-_-;)

まだ家を出て100mも進まない地点ですが、そんな事を思いながらナナカマドを眺めて、前方を見ると・・・ナナカマドに多数の鳥が群れています。集団で群れると第一印象はムクドリと思うのですが・・・ツグミです。この時期になるとツグミが群れる様子をよく目にします。

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先程、ナナカマドの実を食べる鳥なんて、ほとんど見ないと書いたのですが、早速、訂正しなくてはなりませんね。やはり季節は2月の真冬の寒い時ですから、食べる物が少ないですからね・・・

望遠レンズが必要になるシーンの為に持参したSIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DCに交換して、上記の写真を撮影したのですが、これ以上近づくと逃げられますし、最大で200mmじゃナナカマドまでの距離が遠すぎます。(;´д`)トホホ

少し悩みましたが、ダッシュで家に戻り、SIGMA APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM を取ってきます。ここは500mmで撮影するしかないでしょう。ナナカマドを撮影に出たのですが、気分はバードウォッチングへ方針変更です。(^O^)/

急いで戻った時には、先程のナナカマドにいた鳥たちの姿はありません。この場で待ち伏せ作戦です。あれだけいたのですから定期的に戻ってくると思うのです。待つ事はバードウォッチングには必須ですよね。

近くにいるはずなので、一応、探してみると発見です。家と家の間から見えるアンテナに多数いました。

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しばらくすると、ナナカマド近くの電線に1羽が戻ってきました。

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お-!、今度は、500mmですからハッキリと確認できます。ツグミではありません。シメです。(^^♪

可愛い鳥が出てきてくれました。シメは夏鳥ですが、一部越冬するようで、冬期はナナカマドなどの街路樹に集まるそうです。

そして、最初にナナカマドに戻って来たのは、ヒヨドリでした。

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ヒヨドリの口の中を見ると、赤い実が確認できるので、ヒヨドリはナナカマドの実を食べるんですね。ヒヨドリは、昆虫類や植物の種子、樹液を吸ったり、花の蜜までも吸うそうですから、エサが少ない時期にはナナカマドもOKなんですね。ヒヨドリは普段は、ピーヨ、ピーヨと騒がしく鳴き、珍しさもないので人気イマイチですが、私は結構、ヒヨドリは可愛いと思うんですよね。(#^^#)

今度は、シメがナナカマドに来ました。

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口一杯にあふれるほどのナナカマドの実をくわえています。ちなみにナナカマドの実と書くと赤い実を食べるように思うでしょうが、赤い実の果肉を食べるのではなく、実の中の種子を食べて果肉は出します。多分、他の鳥たちも同じじゃないかと思うのですが・・・それにしても1個づつ食べれないんでしょうか?シメ君、口に入れ過ぎです。ウケます。(#^^#)

ナナカマドの木の下に果肉が多数落ちて様子を目にしますが、それらは、鳥たちが実の種を食べて果肉を出した後の様子です。

別なシメと木の枝の間からカメラのフレームを通して目があった感じです。

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最後に戻って来たのは、ツグミです。

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ツグミは、ヒヨドリやシメに比べると口の中に沢山貯めるようには見えません。

ナナカマドの枝には、シメ、ヒヨドリ、ツグミが入り乱れていますが、数的にはツグミが多数です。

ツグミのホバーリングぽい雰囲気のイメージの写真を撮影してみました。

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ちょっとピントは枝に留まってる鳥にあっているので、イマイチのピントですが、撮影優先ということで・・・

おまけ編ですが、多数のツグミが家の周りを一日中ウロウロしています。

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夕方に電線に留まるツグミたち。バックに月が見えたので、月とのコラボで撮影です。カシャ♪

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写真だけ見ると可愛いツグミたちですが、地面を見ると・・・

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一面にナナカマドの実(果肉)が落されています。ツグミも食べるのは種子で果肉を捨てるようです。それにしても、わざわざ移動してきて捨てなくとも・・・一面なので、地面の他に車の上にも果肉を付けられています。汚いと奥さんも怒り気味です。゛(`ヘ´#) ムッキー

ちなみに、数日間ツグミが家の周りを群れでウロチョロして汚していたのですが、気が付くと群れは見かけなくなりました。なんでか?理由は簡単です。

ナナカマドの街路樹を改めて見に行くと・・・

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何もありません。( ̄▽ ̄;)!!

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一粒の実も残さずに、近所のナナカマドの街路樹は枝だけになってました。群れの威力って恐ろしいですね・・・w( ̄o ̄)w オオー!

以上、ナナカマドを撮影しようと思ったのですが、結局、ナナカマドの実を食べる鳥たちの野外観察になってしまいました。何となくナナカマドをテーマに話が展開できましたよね。(^┰^;)ゞ

そうそう、気になるのはナナカマドの実の味です。ネットを検索するとありました。「試食結果:苦いだけで食べられる代物ではない」、やはりチャレンジャーはいるものですね。

 


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