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平成開進亭、大札幌落語会 其の三、ゲスト:柳家権太楼・柳家ほたる [落語]

一昨日は10月のさっぽろ市民寄席、平成開進亭、大札幌落語会 其の三に一人行って来ました。10月は「其の二」に続いて「其の三」もあったんです。(^^♪
 
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会場:エルプラザ内3Fホール(札幌市北区北8条西3丁目)、

日時:10月30日(水)、開場18:30、開演18:45、入場料:一般 3,000円(前売2,800円)

出演:桂枝光、柳家権太楼、柳家ほたる

奥さんは行かないと思いますが、一応、形式的にお誘いします。即返事で「行かない」と言う事で今回も(最近はずーっと)一人で寄席に行って来ました。(#^^#)

いつもなら札幌で晩飯を食べて移動するのですが、今回は昼食が遅かったので寄席が終わり家に帰ってからにします。

とりあえず寄席の前にヨドバシカメラに立ち寄って固定レイアウトを修正するのに不足しているパーツを仕入れます。買う物だけさっさと買って移動します。長居すると余計な物ついつい買いますからね。(^┰^;)ゞ

エルプラザの3階に到着すると前回同様に開場前ですが、既に当日券を販売しています。今回も通常よりは高めの当日券3.000円でした。月2回は合計6,000円なんで結構な出費です。6,000円あれば中古Nゲージの201系が買えました・・・w( ̄o ̄)w オオー! 

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前回はテレビ番組「笑点」の春風亭昇太さんで大入りかと思ったのですが、意外と空席が目立って驚きでしたが今回はどうでしょうか?

開場15分前に到着したので入口前には60人・・・70人・・・80人と開場時間が近づくに順調に増えています。

その後、開場時間になり、いつもの通り階段席の中段より少し上の端側席を確保します。

開場前の人の集まる勢いは、やはり持続せず前回よりは入りましたが140~150名程度って辺りでしょうかね。集客数だけだと柳家権太楼さんの方が人気って事ですかね。


開演時間です。トン♪トン♪トン♪トントコ♪トントコ♪ピーヒャラ♪


◆◆本日の演題◆◆

開口一番・・・柳家ほたる『狸札(たぬきさつ)』

桂枝光『色事根問(いろごとねどい)』

柳家権太楼『茶の湯(ちゃのゆ)』

中入り

桂枝光『蛸芝居(たこしばい)』

柳家権太楼『幽霊の辻(ゆうれいのつじ)』


毎回、演題を調べるのに時間を要するのがあって、それが大変なんですが100回記念の際にパンフレットに平成開進亭のオフィシャルサイトの過去ログを開くと演題が載ってると書いていたので、こりゃ調べる手間が省けると喜んだのも束の間・・・

何と過去ログが100回記念(8月8日)を最後に更新されてなく何も手間が省けません。

今回もトリの演題は苦労しそうだと思ったのですが、寄席も終わり出口に向かうと何や写真を撮っている人が次々と・・・

何と!出口と言うか入口に演題が貼ってあるではないですか。ですから今回は演題を調べる手間が省けました。ラッキー!(^^♪

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ホールに入る際には無かったので、開演後に貼りだされたのは間違いありません。
 
このサービスは今回から始めたのか?今回限りなのか?次回判明すると思いますが、出来れば今回から始めたと言う事で毎回出してくれると嬉しいですね。
 
ところで、今回のゲストの柳家ほたるさん?何か見たことあるような?無いような?先程ブログを確認すると2012年5月17日平成開進亭、さっぽろ市民寄席で同じエルプラザ内3Fホールで同じメンバー(桂枝光、柳家権太楼、柳家ほたる)で寄席があり奥さんと聞きに来てました。何となく見たことある記憶は正しかったです。(#^^#)

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◆◆開進亭つれづれより抜粋◆◆

二年目を迎えますますパワーアップしている「大札幌落語会」も「其の三」となり後半に突入です・・・「大札幌落語会」は次回「其の4」までありますが、私は行かないので今回は「其の二」、「其の三」のみの参加です。

本日は札幌ですっかりお馴染みの柳家権太楼師匠がゲスト・・・ブログを見ると昨年、今年と今回が3回目です。

昨年は大札幌落語会の記者発表に同席し、その誕生に立ち会った権太楼師匠、今年は北海道新聞の取材に対し「枝光さんが札幌に落語の根を生やしたのだから、私たちが芽を出させ花を咲かせなくては」と意気込みを語ってました。

さて、本日の枝光師匠の演目「蛸芝居」は、東京ではまず見られない、上方でも演じる人のいない希少価値が高い「蛸芝居」です。旦那から丁稚まで揃いも揃って芝居好きという大店(おおだな)で展開するドタバタコメディです。ハメモノ(音曲)や歌舞伎さながらに拍子木をバンバン打ち鳴らす「ツケ打ち」も雰囲気を盛り上げます。

実はそんな「ツケ打ち」は、枝光師匠の奥様が舞台袖でセリフに合わせて実際に拍子木を打ち付けて音を出しています。夫婦ならではの息の合った熱演も聞きどころの一つです・・・初めにこれ読んでたので「蛸芝居」始まると話より「ツケ打ち」の音やタイミングが気になった話半分でした。ちなみに「夫婦ならではの息の合った」なんて、我が家なら100%息合わないの間違いありません。(-_-;)


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◆◆演題のあらすじ◆◆

開口一番・・・柳家ほたる『狸札(たぬきさつ)』

狐・狸は人を化かす、なんて言いますが、これは恩返しをする優しい子狸の話しです。

誰か夜中に訪ねてきたので開けてみると、何と子狸です。聞くと昼間、悪童たちにいじめられているのを助けられたので恩返しに来たそうです。

とりあえず一晩置いて朝になると、子狸は小僧に化けて朝食を作ってくれていました。この家には食う物も金も無いのに不思議と思い聞くと、葉書を札に化けさせて食材を手に入れたと・・・これは便利と男は考えて借金の返済に金を出してもらおうと考えたのですが、狸の手から離れると札は元の葉書に戻ってしまうと言います。

そこで子狸が札に化ける事になり見事な10円札に化けたところへ、借金の取り立てがやって来ました。「今日こそ貸した金を返してもらうぞ、金の用意は出来ているか?」、男は待ってましたと10円札を差し出します。

「貸した金は7円80銭だから、つり銭は・・・」、「長い間借りた詫びだから釣りはいらないから持っててくれ」と、さっさと札をしまわせて帰らせます。「これで借金は無くなった、この調子で他の借金も返しちゃうかな」

しばらくすると子狸が慌てて帰ってきます。「おいおい、もう帰って来たのか、大丈夫か?」

聞くと、「あれからしまった金を取り出して、太陽に当てて怪しくないか見た後に納得したようで、2つ折り4つ折りにして、がま口に入れられたんです。あまりに小さくされたので腹が痛くなって小便がしたくなって我慢できなくがま口の中で漏らしちゃった。そしたら漏らした小便が臭くて、たまらなくてがま口の底を食い破って逃げて来たんです」

「そりゃ大変だったな」、「逃げる時に脇を見ると10円札が3枚あったので、お土産に貰ってきました」


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桂枝光『色事根問(いろごとねどい)』

落語には男が女にモテるには、「いちみえ、におとこ、さんかね、しげい、ごせい、ろくおぼこ、ひちぜりふ、やぢから、きゅうきも、とひょうばん」と言う言葉があります。

そこでモテない男が女性にモテたいと、そのコツを教わるという話です。

いちみえ・・・1、見栄
におとこ・・・2、男気(男っぷり)
さんかね・・・3、金持ち
しげい・・・・4、芸事や技能
ごせい・・・・5、背が高い
ろくおぼこ・・6、母性をくすぐる
ひちぜりふ・・7、弁が立つ
やぢから・・・8、力持ち
きゅうきも・・9、肝っ玉
とひょうばん・10、評判が良い(人気者)

これの、ひとつでも備わっていたらモテると言うのですが、1~10まで各々それぞれに対する小ネタの連続です。残念ながら話の展開が分かって無かったので笑ってるうちにどんどん話しが進んでしまいました。

例えば4、芸事や技能では、こんな感じです。

芸なら手品です。好きな数字を頭に思い浮かべて、では、その数字を2倍して、それに10を足して、そして半分にして、最後に最初の思い浮かべた数字を引きます。答えは5でしょう。えっ!5じゃない?それはどこかで計算間違ってます。(実際に5に成ります。知らない方は計算してみてネ)

次にティッシュペーパーを1枚取り出して、これをウェットティッシュにしてみましょう。ここでネタは分かるので大ウケ(^^♪、口の中に入れて、モグモグ・・・はい!ウェットティッシュになりました。
 
ごめんなさい。この演目のあらすじを書くのは諦めました。m(__)m 
 

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柳家権太楼『茶の湯(ちゃのゆ)』

「半沢直樹」見てましたか?「倍返し」って権太楼さんも毎週見てたそうです。でも世の中「倍返し倍返し」って勘違いしますよね。お返しは「半返し」って相場は決まってるんですからね。大ウケ(^^♪

自分だけで財を成して金を貯める事しかしらないご隠居の話しです。家督を息子に譲った大店(おおだな)のご隠居。

新しい隠居所を建てるのももったいないので、根岸の里に手頃な隠居所があったので手に入れて小僧をひとり連れて引っ越しました。長屋の店子には、豆腐や、大工の棟梁、寺子屋の先生が住んでいます。

しばらくすると毎日することがなく、退屈で仕方がない。たまたま隠居所には茶室があり道具も放ったまま。小僧と相談して茶の湯でもやってみようとなったのですが何をそろえていいのか?二人ともとんとわからない。しかしお互いに知ったかぶりをするのでとんでもない茶の湯になってしまう。

お湯に入れる青い粉が必要だが小僧は若旦那のを見て知ってると買ってきたのは青きな粉。茶筅(ちゃせん)でガラガラかき回してみたが泡立たない。泡立てに入れる物が足りなかったと、今度は、小僧が椋(むく)の皮を買ってきた。これ石鹸の代わりに使うものだから派手に泡が出るが飲める物では無い。

それでも二人して、そんな物を茶の湯として飲んでるから二人して腹を壊して便所に駆け込む有様です。このまま茶の湯を止めてしまうのもしゃくなので長屋の店子を茶の湯に招くことにして招待状を店子に配った。

そんな店子も誰ひとり茶の湯など知らないの大騒ぎをして、何とか茶の湯に参加する。しかし誰も知らない茶の湯なので見よう見まねで飲むが、とても飲めた物ではない。

そんな様子を見た隠居と小僧は出入りの者に次々と茶の湯を振舞うから大変、しかし、一緒に出される羊かんが評判で皆しぶしぶ付き合っていたのだが、羊かん代が高くてかなわない隠居は自分で作る事にした。

サツマ芋を潰して砂糖は高いから蜜で練ったが粘って型から抜けなくなる。そこで提灯の油を器に塗るとスポッと抜けるようになりいい感じに光沢も出たから大変。これを「利休饅頭(まんじゅう)」と名づけて羊かんの代わりにふるまったからもう救いがない。食べた者は便所に駆け込むしかない。

とうとう誰も寄りつかなくなった。そんある日に何も知らない金兵衛さんが訪ねてきたので、しばらく振りの茶の湯をやれると隠居は大はりきり。

出されたお茶を飲んでビックリ、慌てて利休饅頭で吐き気をこらえようと口に入れたから大変。慌てて便所に逃げ込み窓から外に捨てる。

外は畑で丁度百姓の顔に当たる。「あら何が当たった?ああ、また茶の湯か」


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桂枝光『蛸芝居(たこしばい)』

これ最初にも少し説明ありましたが、旦那から丁稚まで揃いも揃って芝居好きという大店(おおだな)で展開するドタバタコメディだそうです。

確かに旦那から丁稚、そして出入りの魚屋までが芝居好きで、何かにつけて直ぐに歌舞伎のシーンの再現が始まります。そこだけを切り取るとコメディと言うよりは真面目な歌舞伎のマネなのでイマイチ笑えません。(-_-;)

そこは落語ですから歌舞伎のマネと言ってもい話の展開がめちゃくちゃなのでコメディなんでしょうね。

朝になり旦那が歌舞伎の踊りで丁稚達を起こし、丁稚は玄関掃除をしてたら庭ほうきを持って歌舞伎が始まり旦那に怒られる、仏壇の掃除をしては位牌を手に歌舞伎のシーンを思い出し踊り初めては旦那に怒られ、子守をしてもまたまた歌舞伎が始まり旦那に怒られ、小僧だけでなく出入りの魚屋が魚を調理しながら歌舞伎が始まり、蛸が逃げ出したと思ったら最後はエスカレートして蛸(たこ)まで踊り始めるというドタバタな展開です。

こんな展開の「さげ」ですが、最後に旦那と蛸の格闘で、まんまと蛸に逃げられて、「定吉、毒消し持って来てくれ」、「どないしたんですか?」、「蛸にあてられた」

これ演題のあらすじを書いても落語が伝わりません。多くの展開がハメモノ(音曲)や歌舞伎さながらに拍子木をバンバン打ち鳴らす「ツケ打ち」に合わせた歌舞伎のマネですからね。

今日の桂枝光さんの演題は先ほどの『色事根問(いろごとねどい)』も、今回の『蛸芝居(たこしばい)』もブログ泣かせです。


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柳家権太楼『幽霊の辻(ゆうれいのつじ)』

堀越村へ今日中に手紙を届けなくてはならないと言う男の話しです。

今日中に届けると言っても教えてもらった通りに来たはずなのに、何処を間違った道は上り坂ににり何処に堀越村があるか分からなくなりました。すると坂の上に茶屋があったので道を聞くことにします。茶屋には店じまいを始めたお婆さん一人います。

「ごめんよ」、「はいはい、お越しなされ、どぉぞお掛けください」、「もう店じまいと違うのかい?」、「この辺りは日が暮れるころになると猫の子一匹通りません。ボチボチしまおかいな思っただけで、まあゆっくりしていきなされ」

「ゆっくりしてる分けにもいかないんだ。急いで堀越村へ行きたいんだが、堀越村への道を教えてくれないか」するとお婆さんは、峠の先まで一緒に行って教えてくれると言うので、一緒に少し歩き先が見える場所へやって来た。

「それ向うに池が見えるだだそう、あれが水子池って言うんだ」、「みずこいけ?変わった名前の池だね、そこを通るのかい?」

「この辺りは昔はもっと貧しい村で、赤子がお腹ん中で死んでしもって産まれたり、産まれ出ても体が弱く死んだりする。でもなぁお葬式も出す余裕ないので、みな人知れず、あの池へ沈めに行くんだぁ」

気色のいい話でないし他の道を聞くがそれしか無いとお婆さんは言う、そして更に「西へ行く道は一本だがじゃで、その道のそばに「獄門地蔵さん」っちゅう地蔵さんがある」、「ごくもんじぞぉさん?これも気色悪い名前だ、そこを通るのかい?」

「西の村のお庄屋さんの一人娘じゃったがこれが祭りの晩にかどわかされましてな、この追い剥ぎにえらい目に遭わされた。お庄屋さん怒って村の若い衆寄って来い山狩りを始めた。ちょうど弱々しげなお侍が一人通りがかったんの「お裁きじゃ」ことでお侍の首を持ってた草刈鎌でバッサリ。明くる日、本当の追い剥ぎが見付かったんじゃ、えらい事こっちゃ。それから色んな不幸が続いたので何とかその恨みをば鎮めようとお地蔵さん建てましたが、よほど恨みが強かったんじゃろう、日が暮れると・・・」

「それ通り過ぎましてしばらく行きますと父追橋っちゅう橋が・・・」、「まだあるのかい?」

[こっから細い川が見えるが流れの激しい川で何べん橋架けても流れますのじゃ、巫女さん頼んで神さんに聞いてもらったら竜神さんが住んでいなさるから人柱立てんならん。さて誰を人柱に?そこで役立たずがいいと決めたがその男に逃げられて、結局、その男の代わりにそいつの子供が人柱になったんだぁ、男が通ると・・・父っつぁん」、「勘弁してくれよ、橋を渡ると、もぉ堀越村なのかい?」

「それからしばらく行きますと、首くくりの松」、「えっ、まだあんのんかい?」

「村の娘が悪い男に騙されて大阪へ売り飛ばされたんじゃ、その勤めが人には言えん辛いこと、余りの辛さに耐えかねて村へ戻って来たが家にも帰れず思いあぐねてその松で首くくりました。まぁそれ通り過ぎたら堀越村です」

そんな道順を聞いた男は、お婆さんが提灯を持ってけと言ってくれた提灯を持って峠の坂を下りました。

当然ですが水子池で・・・ギャー。獄門地蔵さん・・・ギャー。父追橋で・・・ギャー。何とか首くくりの松に辿り着いたのですが・・・

松の木の陰から若い女がヌッと出てきました。ギャー・・・。「幽霊か?足は付いてるか?足を見せてくれ?」、と男が堀越村へ無事に辿り着けたかは次回の来年の話しにします。


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◆平成開進亭のさっぽろ市民寄席の予定◆
 
札幌落語会 其の四

開演 2013年11月06日(水) 18:30~ 瀧川鯉昇、桂米團治、桂枝光
 
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大札幌落語会「其の四」のフィナーレを飾るのは、中トリは米團治師匠。枝光師匠のネタは『紙屑屋』。トリは鯉昇師匠。

会場:札幌市教育文化会館小ホール(中央区北1西13)、前売:2,800円 当日:3,000円(全席自由)
 
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平成開進亭、桂枝光「噺家生活35周年記念」ファイナル

開演 2013年12月10日(火) 18:50~ 桂小枝、桂枝光
 
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平成25年の平成開進亭のファイナルは小枝二人会、会場:男女共同参画センターエルプラザ3Fホール、料金:一般 2,000円(全席自由)


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◆柳家ほたるさんについて◆

柳家ほたる(やなぎやほたる)。1976年10月05日生まれ。東京都渋谷区出身。出囃子は石段。

2004年06月、柳家権太楼に入門 前座名「ごん坊」
 
2008年03月、二ツ目昇進 「ほたる」と改名


◆柳家権太楼さんについて◆

柳家権太楼(やなぎや ごんたろう)。1947年01月24日生まれ。東京都北区出身。出囃子は金比羅。紋はくくり猿。

1970年04月、故柳家つばめに入門 前座名「ほたる」。1974年09月、師匠他界により、柳家小さん門下となる。

1975年11月、二ツ目昇進「さん光」と改名。

1982年09月、真打昇進 三代目「柳家権太楼」を襲名。

2012年03月、平成23年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。十八番は、「代書屋」、「火焔太鼓」。

大学の落研時代には、枝光さんの師匠である5代目桂枝光が小枝光の頃に立ち上げた「東京小枝光の会」に参加し、枝光さんとは縁が深い。


◆桂枝光さんについて◆

2代目 桂枝光(かつら しこう)。1959年6月21日生まれ。 大阪府大阪市城東区出身。出囃子は猩々。紋は結び柏。
 
よしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌事務所所属。上方落語協会会員。前名は桂 小つぶ。

結婚、子供2人に恵まれたが、その子供が後に罹った喘息を改善させるために北海道へ移住した。1996年8月、2代目桂枝光を襲名。師匠の死後は、再び故郷である大阪に拠点を移した。現在、札幌市豊平区平岸に住む。

札幌では寄席ブームを復活させようと平成17年5月にさっぽろ市民寄席として、<平成開進亭>を立ち上げ活動している。


◆平成開進亭について◆

平成開進亭(へいせいかいしんてい)は、桂枝光さんが席亭を勤め、立ち上げた札幌市の「さっぽろ市民寄席」です。

寄席ですが、実際には小屋を持たず、札幌市内のホール等で定期的に開催されています。明治時代に札幌にも寄席があり、「席亭山下」、「開進亭」、「松進亭」、「札幌亭」、「金沢亭」、「丸市亭」、「南亭」などで、いずれも現存してません。

その中の「開進亭」を改め「平成開進亭」として平成17年5月から毎月活動している。
 

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