そば包丁を研いでもらう [麺を打つ]
先日、何の話しからかは記憶にないのですが、話しの流れで「そば包丁を研ぎたいんだ」という話を奥さんと娘にしたのです。
手打ちうどんを作るとそばと違って塩水を使うのです。
多分、最初に打った手打ちうどんの後にうどんを切った包丁の掃除が不十分で刃が錆びたんです。
当然ですが包丁がそんなことになっていることを気が付いたのは、その次にそばを打った時です。
慌てて錆を落としましたが跡が黒くなってしまいました。もう1年以上も前の出来事ですが包丁はそのままの状態です。たまに使うと「どうにかしたい」と思うのです。
上記写真の刃先がずーっと黒く帯状になってるの分かるでしょうか?
自分で包丁の刃を研ぐなんて器用なことはやったこともありません。当然ですが無謀な私でも砥石を買ってきて自己流で研ごうなんて大胆な行動もしません。(-_-;)
近所のホクレンショップに刃物研ぎ屋さんが移動店を出しているのを見たことあるので、「刃物研ぎ屋さんを最近は見ないよね」と会話したのです。
そして何とも偶然なので、そんな会話をして数日です。ちょっと外出してたのですが、娘から「ホクレンショップに刃物研ぎ屋さんが来てるよ」とメールが来たのです。
おー!、何ともタイミングがいいと言うか、皆に伝えておくと情報は入るものです。(#^^#)
その後、家に帰って包丁を持参して近所のホクレンショップへ向かいます。
いましたね。(#^^#)
店内の入口の中で実演のようにやってた記憶ありますが今回は車ですね。やはりまだ寒いから車の中なんでしょうかね?
車の横には「刃物研ぎサービス」の旗が立ってます。
誰もいないのかと思いましたが、車の中ではおじさんがもくもくと包丁を研いでます。
旗には「20~30分で仕上がります」って書いてますが、料金がイマイチ分かりません。
後部ドアが半開きな状態なので、そこから「こんにちは」って声を掛けて包丁を研いで欲しい旨を伝えました。
何かリアクションの無い人で・・・やはり職人は口数が少なくないと駄目なのかなどと思ったりしました。
「どれ?」って顔をするので、包丁を出してこの錆を取りたいと伝えます。
「分かったよ」って感じの顔をして「名前は?」ってボソリとつぶやきます。名前を伝えた後に値段はいくらか聞いてみました。
歯の長さで値段が決まるようで長さを測って「1,400円」とのことです。まあ1,000円程度かと思ってたので妥当な値段でしょう。
その後、予定表みたいのを見て「13時に出来るから」ってことです。
13時って2時間じゃないですか?旗には20~30分って書いてるのに・・・などと心の中でブツブツとささやいたかは定かでありませんが、「お願いします」と包丁研ぎを依頼しました。
後で包丁を受け取ってきたのですが、包丁にはスタンプカードが付いていました。
10回刃物研ぎを行うとスタンプが10個貯まって1回(1丁)サービスと書いてます。無口な職人さんにスタンプカードは似合わないし、我が家で10個貯めるのは100%不可能だと思います。
で、肝心な包丁研ぎの仕上がりです。
最初の写真を比べると確かに黒い跡は格段に消えてますが、イメージしてたのは全て消えると思ってたので見た瞬間の感激は半減です。
まあ、黒い跡と切れ味とは関係ありませんからね。
早速、切れ味を試したいところですが、そばを打つ気分はありませんので・・・後日のお楽しみとします。